診療科・部門
精神神経科
診療体制
こころの病を対象に診察し、新しい治療に積極的に取り組んでいます
「目の前の患者さんに最善の医療を提供し、将来さらによい医療が提供できるよう努力する」をモットーに、認知行動療法、無けいれん電気療法、新薬の治験など新しい治療に積極的に取り組んでいます。
外来治療においては一般外来の他に認知行動療法などの専門外来を設置しています。入院治療はグループ制で行い、複数の医師が精神保健福祉士や臨床心理士などと連携して治療に当たっています。
外来初診は予約制となっております。平日午前9時から午後3時の間にお電話下さい。また、診察に先立ち研修医や医学生等による予診を行うことがありますので、ご了承ください。
主な対象疾患
統合失調症などの精神病性障害、うつ病・双極性障害などの気分障害、パニック障害・強迫性障害・社交不安障害などの不安障害、摂食障害、認知症、発達障害など、精神神経疾患全般に対して診断・治療を行っています。
診療・研究内容
統合失調症、気分障害などに関しては、根拠に基づくアルゴリズムにより、合理的な薬物療法に取り組んでいます。麻酔科の協力を得て無けいれん電気療法も行っています。県内の病院等と連携して入院によるクロザピン療法も実践しています。
不安障害、摂食障害などに関しては、認知行動療法による専門的治療を行っています。専門外来での治療のほか、入院による集中的治療も可能です。
こどものこころ診療部との連携により、児童思春期の問題にも対応しています。
薬物依存、認知症、器質性精神障害などでは頭部CT・MRI(画像検査)、SPECT(脳血流検査)、脳波、神経心理検査などを用いて正確な診断を心がけています。
経頭蓋的磁気刺激療法(うつ病に対しては行っておりません)、光トポグラフィー、新薬の治験、医師主導型自主臨床試験など、精神障害の病態解明や新しい診断法・治療法の開発と普及に取り組んでいます。
千葉大学社会精神保健教育研究センター、子どものこころの発達教育研究センター、医学研究院認知行動生理学と協力しながら、基礎科学と臨床精神医学との相互トランスレーショナルリサーチを進めています。生物学的マーカーの探索、新薬開発、病態解明、司法精神保健等に関する研究を精力的に行っています。
研究内容の詳細は、千葉大学大学院 医学研究院の講座ホームページをご確認ください。
実績(クリニカルインディケーター)
精神神経科(クリニカルインディケーター)(PDF形式、261KB)
外来診療のご案内
初診は完全予約制になっております
必ず、精神科もしくは心療内科からの診療情報提供書(紹介状)をお手元にご準備ください。
(内科や外科からの紹介状ではお受けできません)
現在、2024年7月末までの初診予約が満員となっております。
2024年8月以降の初診予約につきましては、以下の表の通りです。
予約受付日時 | 予約可能期間 | ||
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2024年 | 7月22日・23日・24日・25日 | 午後2時~4時 | 2024年8月、9月 |
2024年 | 9月24日・25日・26日 | 午後2時~4時 | 2024年10月、11月 |
2024年 | 11月18日・19日・20日・21日 | 午後2時~4時 | 2024年12月 2025年1月 |
上記日程は専用ダイヤルへご連絡ください。TEL:043-226-2296
※電話が大変混み合うことが予想されます。
予約が早期終了する可能性、電話が繋がらない可能性がございます。ご了承ください。
上記以外の日程は空き状況に応じてお受けいたしますので、
千葉大学病院の代表番号(043-222-7171)から精神神経科外来へお問い合わせください。
【精神神経科外来について】
初診・再来ともに「完全予約制」となっております。
対象年齢は中学生以上の方です。小学生以下の方はこどものこころ診療部外来をご参照ください。
近年、外来患者数の増加に伴い、質の高い外来診療を提供することが困難になりつつあります。そこで、難治性疾患を治療するという大学病院の使命と、高度な医療を提供する特定機能病院としての役割と地域連携の観点から、治療方針が定まったり、症状が安定してきたと医師が判断した場合には、紹介元の医療機関または、地域の精神科や心療内科へ紹介し、以降はそちらに通院していただきます。
ただし、患者さんが希望され、転院先の主治医の同意がある場合には紹介後も2年間は定期的に3か月から半年に1度程度、当科で予約診察を行うことが可能です。その際、処方は行わず、検査及びかかりつけ医への情報提供のみに限らせていただきます。保険診療ではありますが、自立支援医療制度の適応とはなりません。担当医が移動となった際には、診察を継続できないことがあります。
恐れ入りますが、ご理解とご協力をお願いします。
【精神神経科外来の初診予約】
お手元に診療情報提供書(紹介状)をご用意いただき精神神経科外来にお電話ください。
その際、「精神神経科の初診予約希望」とお伝えください。
原則として、地域の精神科や心療内科のかかりつけ医の診療情報提供書(紹介状)をお持ちの方のみ予約可能です。まったく受診歴のない方は、まずは地域の精神科や心療内科にご相談ください。
【CBT外来(認知行動療法外来)について】
CBT外来(認知行動療法外来)は、精神神経科外来とは別部門になります。
認知行動療法センターのページをご覧ください。
お問い合わせ |
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時間節約のため、「問診票」をお持ちください。
フロア案内(外来診療棟地下1階)
外来診療担当医一覧
新患・再来共通
診察室 | 時間 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 時間 | 診察室 |
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教育1 | 午前 | 新津 富央 (一般) |
橋本 佐 (周産期) |
午前 | 教育1 | |||
午後 | 新津 富央 (一般) |
橋本 佐 (周産期) |
午後 | |||||
教育2 | 午前 | 宮澤 惇宏 (一般) |
中川 優 (一般) |
長谷川 直 (一般・精神腫瘍学) |
廣瀬 祐紀 (一般) |
畠山 誠矢 (一般) |
午前 | 教育2 |
午後 | 宮澤 惇宏 (一般) |
中川 優 (一般) |
長谷川 直 (一般・精神腫瘍学) |
廣瀬 祐紀 (一般) |
畠山 誠矢 (一般) |
午後 | ||
8番 | 午前 | 赤沼 暁彦 (一般) |
村上 菜穂 (一般) |
午前 | 8番 | |||
午後 | 花澤 寿 (専門外来・思春期青年期) |
赤沼 暁彦 (一般) |
午後 | |||||
11番 | 午前 | 中西 哲朗 (一般) |
須川 裕之 (一般) |
御園 覚夫 (一般) |
午前 | 11番 | ||
午後 | 中西 哲朗 (一般) |
須川 裕之 (一般) |
御園 覚夫 (一般) |
午後 | ||||
12番 | 午前 | 小田 靖典 (一般) |
金原 信久 (一般) |
午前 | 12番 | |||
午後 | 小田 靖典 (一般) |
金原 信久 (一般) |
午後 | |||||
14番 | 午前 | 金原 信久 (リスク) |
午前 | 14番 | ||||
午後 | 金原 信久 (リスク) |
午後 |
スタッフ一覧
医師名 | 役職・職位 | 専門分野 | 認定医・専門医等 |
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科長代理・准教授 | 一般精神医療、認知行動療法、臨床精神薬理 | 精神保健指定医 精神保健判定医 日本精神神経学会精神科専門医・専門研修指導医 |
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教授 | 一般精神医療、思春期精神医学、摂食障害、トラウマ治療(ソマティック心理療法)
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精神保健指定医 日本精神神経学会精神科専門医 |
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特任教授 | 一般精神医療、司法精神医学
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精神保健指定医 精神保健判定医 日本総合病院精神医学会一般病院連携精神医学専門医・指導医 日本医師会認定産業医 公認心理師 |
橋本 佐 | 特任准教授 | 周産期メンタルヘルス | 精神保健指定医 日本精神神経学会精神科専門医 |
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特任准教授 | 一般精神医療、リエゾンコンサルテーション精神医学、精神腫瘍学 | 精神保健指定医 精神保健判定医 日本精神神経学会精神科専門医・専門研修指導医 日本総合病院精神医学会一般病院連携精神医学専門医・指導医 |
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教授 | 一般精神医療、統合失調症、臨床精神薬理学、ドパミン過感受性精神病、遅発性ジストニア・ジスキネジア | 精神保健指定医 日本臨床精神神経薬理学会臨床精神神経薬理学専門医 |
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診療准教授 | 一般精神医療、臨床精神薬理、分子精神医学 | 精神保健指定医 精神保健判定医 |
宮澤 惇宏 | 助教 | 一般精神医療 | 精神保健指定医 ⽇本精神神経学会精神科専⾨医・専⾨研修指導医 |
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特任助教 | 一般精神医療 | 精神保健指定医 日本医師会認定産業医 公認心理師 |
中川 優 | 特任助教 | 一般精神医学 医学教育 |
精神保健指定医 日本精神神経学会精神科専門医 |