入院のご案内
せん妄の予防のお願い
せん妄とは
身体の状態がとても悪い時、治療に伴う侵襲によって起こる一過性の意識障害です。
起こりやすい方
- 高齢者の方
- 脳梗塞など脳の病気の既往がある方
- アルコールをたくさん飲まれる方
- 過去にせん妄になったことがある方
せん妄の症状
- 時間や場所がわかりにくくなる
- 幻覚が見えたりする
- 話のつじつまが合わなくなる
- 落ち着きがなく、いらいらして怒りっぽくなる
- 逆に、まったく活気がなく、周囲に無頓着になる
(注)すべてが当てはまるわけではありません。
予防のポイント
ご本人
- 補聴器や眼鏡など使い慣れたものをお持ちください。
- 入院しても普段の生活のリズムを守りましょう。
- 時計やカレンダーなども準備をして、いつも日時を確認できるようにしておきましょう。
- 痛みは我慢せずにすぐ教えてください。
- 入院生活は我慢が多いものです。どんなことが嫌で、どんなことをしてもらったらうれしいか、病院スタッフに教えてください。
- 自分なりのストレス解消方法を入院生活に取り入れましょう。
ご家族
- ご本人の安心のために、大きな検査、手術の前後ではできるだけそばにいてください。
- ご本人が使い慣れたもの、そばにあると安心するもの、心の支えになるものを一緒に探して入院時にご持参ください。
- 時計やカレンダーなども準備をして、いつも日時を確認できるようにしておきましょう。
- 治療や検査をご本人がのりこえていくために、やさしく、おだやかに接してください。
「せん妄」症状を認めたら、速やかに対応を開始し、早期の回復を目指します。ご心配なこと、確認しておきたいことなどがありましたら、いつでもスタッフにお声がけください。