医療関係の方へ
教育・研修体制
千葉大学病院の総合医療教育研修センターは、大学病院において実施される医療人(医師、看護師、薬剤師等)の臨床教育、初期臨床研修、生涯教育を包括し、組織的、効率的に企画、管理、運営することを使命とし、22の協力病院と連携し、患者さんと医療人のニーズにマッチした教育・研修体制を整えています。
初期臨床研修(医科)
「臨床研修の到達目標(厚生労働省より提示)」に準拠した研修目標及び各診療科における研修目標を策定し、2 年間の大学病院、協力病院における研修で到達目標を達成します。
研修目標
- 初期研修において全ての研修医が全人的で科学的根拠に基づいた医療を実践する。
- 初期研修において全ての研修医がプライマリ・ケアを中心に医師として必要な基本的診療能力を身に付ける。
- 初期研修において全ての研修医が医師としてふさわしい人格を涵養する。
初期臨床研修(歯科)
患者中心の全人的医療を理解し、すべての歯科医師に求められる基本的な診療能力(態度、技能および知識)を身に付けることを目的とします。
研修目標
- 基本的・統合的な歯科診療能力を身に付ける。
- 口腔領域に関係した全身管理を含めた健康回復・増進を図る。
- 患者との十分なコミュニケーションを図り、予後を踏まえた診療計画を立てる。
- 歯科医師としての人格を常に陶冶していく。
専門研修(シニアレジデント(専攻医))
専門医としての臨床能力、プロフェッショナリズムを身につけ、指導医としての教育的役割を果たします。
研修目標
専門医制度新整備指針に則って実施するプログラム。当院は基本19領域全てのプログラムを提供します。サブスペシャリティー専門医のスムーズな取得も可能です。
看護師特定行為研修
千葉大学病院は、地域で暮らすすべての人々が安心で質の高い医療サービスを受けられ、最後まで自分らしく生ききるよう、高度実践的看護臨床教育を通して、地域医療の質向上を目指します。
研修目標
地域医療の中で、的確な臨床判断能力と技術を持ち、医療専門職と協働しながら、患者の生命、生活の質向上に向けて活動できる実践能力を修得します。
- 地域医療の中で、臨床判断を行うことができる。
- 特定行為を適切なタイミングに、倫理的、かつ安全に行うことができる。
- 看護学的視点と医学的視点を融合した新たな役割の中から、多職種の専門性を尊重しチーム医療が円滑に働くように支援できる。
- 特定行為を実施する過程において、看護学的視点と医学的視点を用いて対象者を全人的に理解し、看護に反映することができる。
- 医学的視点を学ぶことで、看護学的な視点との相違を理解し、看護専門職者としての専門性を発揮した看護過程が展開できる。
生涯医学教育(研修登録医)
開業医や勤務医の先生に本院を開放、医学・医療の体験学習の場を提供して地域との連携を促進し、地域医療の充実と発展に寄与することを目的とします。
研修目標
- 総合医としての診療能力の向上に役立つプログラム。
医療専門職研修
高齢社会を迎えた現在、薬剤師、看護師、臨床検査技師、診療放射線技師等コメディカルが、協働で継続的に医療に携わり、新たな医療状況に対応できる能力を継続的に修得します。
教育・研修体制、各研修プログラムの詳細は、総合医療教育研修センター・ホームページを参照ください。