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QST放射線医学研究所と被ばく医療合同研修・訓練を実施しました
2025年08月07日
7月4日(金曜日)、 放射線による被ばくや放射性物質の汚染がある方を安全に受け入れるための研修と訓練を、放射線の専門機関である量子科学技術研究開発機構(QST)放射線医学研究所と合同で実施しました。「放射線は体にどんな影響を与えるのか」「どのような準備や対応が必要なのか」といった被ばく医療の基礎知識を学んだ後、被ばくした傷病者が救急搬送されてくることを想定した訓練を行いました。今回は、放射線災害に対応する緊急被ばく医療支援チーム「REMAT(リーマット)」も参加。当院からも医師のみならず、看護師や放射線技師など多職種が参加し、チーム全体での対応力を高めました。参加者は「このような機会はなかなかないので、貴重な体験になった」と語りました。
見えないものだからこそ、正しい知識と備えがとても大切です。今後も継続した研修・訓練を行い、もしものときに被災した方が安心を感じる医療を提供できるよう、日々の準備を重ねてまいります。
緊急被ばく医療支援チームREMAT(Radiation Emergency Medical Assistance Team)とは
QST放射線医学研究所の専門家を中心として結成された、アジア初の"緊急被ばく医療支援チーム"のこと。国内外での放射線被ばくや放射性物質による汚染事故などが起きた時に、現場で被ばく医療を支援する。



