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AIで生成した臨床ビネットとダイアログの精度向上を目指して千葉大学病院とOPQRST社が共同研究を開始

2025年06月10日

AIで生成した臨床ビネットとダイアログの精度向上を目指して千葉大学病院とOPQRST社が共同研究を開始
医学生が患者との対話スキルや診療技術を学ぶ教材などに活用へ

千葉大学医学部附属病院(病院長 大鳥精司)は、総合診療科と株式会社OPQRST(代表取締役社長 栁田育孝)が5月1日に開始した共同研究により、さまざまな症例をあらかじめ定義された形式や構造で整理した「臨床ビネット」と、医師と患者さんの対話データ「臨床ダイアログ」を、ChatGPTなどの「大規模言語モデル(以下、LLM)」で生成し、医療現場の教育や研究での活用、臨床現場での実用化を目指しています。

LLMで生成した上記データは、医師や学生たちの診療技術やコミュニケーションスキル向上に有用な教育資材となることが期待されている一方で、その精度をいかに高めていくかが課題です。本研究では、当院の総合診療医の問診スキルや経験、OPQRST社のダイアログ生成のノウハウを活かして、精度向上の方法論を探求していきます。