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医学生が病院実習を始める前の恒例行事「白衣式」を行いました
2024年12月05日
本学医学部4年生が、当院での臨床実習を前に、一人ひとりに白衣を着せかけてもらう「白衣式」を11月29日、本学医学部で行いました。
「白衣式」は、当院で患者さんと直に接する臨床実習をスタートする前に、医療者としてのプロフェッショナリズムを強く意識づけるための恒例行事です。臨床実習前に学ぶべき全科目の単位を取得し、共用試験に合格した4年生120名が順に登壇し、教授や来賓たちから祝福の言葉とともに白衣が着せかけられました。
三木隆司医学部長は、今回出席した4年生が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、授業や試験が例年とは異なる形で実施され、逆境に耐えながら勉学を進めてきたことに触れるとともに、「臨床実習では、これまで身につけてきた知識で対応できないこともあるが、1年生に戻ったつもりで一つずつ勉強してほしい」と励ましの言葉を述べました。
学生の代表は、これまで学びを支えてくれた教員や保護者、友人に感謝を述べつつ、「白衣は責任の象徴であり、私たちはその重みを受け止め、倫理観と誠実さをもって、医学の進歩に貢献します」と意気込みを語りました。
「臨床実習生(医学)」の称号を与えられ、白衣式を終えた学生たちは、12月2日から約2年をかけ、医師免許取得に向けて臨床実習に励みます。当院で患者さんとの医療面接や体の診察以外に、採血などの医療行為も行っていきます。臨床実習は、必ず指導医のもとで行いますので、患者さんのご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。