千葉大学病院 臨床試験部

プロジェクトマネジメント室 / 臨床試験部棟

大学病院の研究者が、薬剤の新たな使用法や新しい治療法の研究のための臨床試験を実施するためには、プロジェクトマネジメント、データマネジメント、モニタリング、統計解析、監査等を行わなければなりません。臨床医がこれら多くの業務をこなすことは難しいため、千葉大学臨床試験部がそのサポートを行っています。

試験プロジェクトマネージャー室での業務はプロジェクトマネジメントであり、研究者の希望に応じた多施設共同臨床試験の実施に必須である試験体制の構築や、企業との臨床試験の委受託契約と千葉大学病院と他施設との委受託契約の締結の対応を行っています。また、モニタリング、データマネジメント、統計解析など複数部門が支援する際の業務調整、進捗管理などを行っています。

企業からの資金提供によるプロジェクトでは、委受託の契約内容に関する交渉から関わり、AROがどのようなサポートを行うかを検討し、費用交渉を含めた部門内での調整が重要な業務となります。

また、学内資金による先進医療研究、厚生労働省から認められた先進医療B、日本医療研究開発機構(AMED)からの資金による臨床試験に対しても、プロジェクトマネージャーは上記のように全面的な協力を行い、試験の品質を管理し保証することで研究者からのエビデンス創出、未来の医療開発をサポートしています。

スタッフ紹介

室長/特任教授
氏名:藤原 忠美
藤原 忠美
学位・資格
博士(薬学)/ 薬剤師
入職年度・職務経験
1988年~1990年、Harvard Medical SchoolへResearch Fellowとして 研究従事。㈱ツムラ、ノバルティスファーマ㈱、ファイザー㈱にて約30年間臨 床開発&薬事で新薬等の開発に携わり、幸運にも携わった臨床開発品目は全て 承認を得た。2013年、名古屋大学医学部附属病院にてARO支援に従事し、2017 年より千葉大学医学部附属病院・臨床試験部にてプロジェクトマネジメントに携わっている。
ひとこと
・座右の銘は、「日に新たに、日々に新たなり」、病気に苦しむ患者さんに新たな治療をいち早く届けたいという一心で臨床研究開発に携わっています。
・趣味:①ランニング(土日のみですが、180㎞/月)。②釣り(渓流、海のルアー釣り)、③音楽鑑賞(ジャズ、クラッシクピアノなど)、③絵画等の美術鑑賞、④ゴルフ(下手な横好き)など
室員(技術職員)
氏名:K.K.
学位・資格
修士(薬学)/薬剤師
入職年度・職務経験
製薬企業勤務を経て2009年より現職。
難病に対する医薬品の医師主導治験調整事務局業務を担当。関連してコホート研究や臨床性能試験も経験。体外診断薬及び医薬品は2021年2月承認取得。
ひとこと
患者さんへお薬をお届けできる喜びを目指し、研究者に伴走しています。研究支援は奥深く、楽しんで取り組んでいます。育薬・育児・育自の日々です。