研究実施に必要な教育研修
当院では、臨床研究(医師主導治験を含む)を実施するために必要な教育研修を行っています。 定められた研修を修了した研究者のみが臨床研究を実施することができます。そのため、必要に応じて継続的に研修を受けることが必要です。
当院では、臨床研究(医師主導治験を含む)を実施するために下記①②の両方が必要です。
① 研究の実施前に、マイスター制度研修認定を取得すること
② 研究の実施中に、研究倫理セミナー(特別セミナー)を受講すること
① マイスター制度研修認定の取得方法
・マイスター制度(臨床研究従事者研修記録制度)とは
当院では、医療法の臨床研究中核病院の要件により臨床研究従事者研修記録制度を設けています。この制度は、マイスター制度といい、各委員会(認定臨床研究審査委員会、附属病院臨床研究倫理審査委員会、附属病院生命倫理審査委員会、臨床研究倫理審査委員会(観察研究)など)の審議における臨床研究に関する教育要件として利用されています。なお、「初めてマイスター制度の研修認定を取得する方」と、「マイスター制度の更新認定を取得する方」で受講方法が異なります。
マイスター制度の認定を受けるための流れを以下に示します。
マイスター制度最新情報から最新の情報と案内を確認できます。
講義をe-ラーニングで受講
申込完了後、研修管理システムのアカウント、リンク、ログイン方法が通知されますので、システムにログインし、指定された研修コースをe-ラーニングで修了して下さい。
研修コースは、臨床研究を実施するために必須となる基本的事項に関する12項目のe-ラーニングとなります。
これらの内容に関する理解度確認テスト100問(正誤問題)について全問正解することにより修了となります。
研修認定番号の通知
修了次第、研修認定が行われ、メールにより「研修認定番号」が通知されます。
修了証書と「マイスター制度 研修記録カード」の発行
毎年6月、前年度の初回認定者には、病院長によるマイスター制度の「修了証書」と「マイスター制度 研修記録カード」が発行されます。「マイスター制度 研修記録カード」は、当院所属の間、原則1回の発行となり永く使用しますので、紛失や汚破損しないよう注意し、大切に保管して下さい。
マイスター制度の更新認定を取得される方
マイスター制度の研修認定は、取得した年を含めて3年度の間、有効となります。
この3年度の間に、毎年度開講される対象講義(詳細はこちら)の中から5回の研修を対面受講(Webセミナーも含む)するとマイスター制度を更新できます。
受講方法
対面受講で研修を受ける場合、「マイスター制度 研修記録カード」を携帯いただき、会場受付にて受講記録を残してください。
更新の通知
毎年9月頃に、更新認定の対象者には、研修管理システムからメール通知が発信されます。更新認定の要件を満たすための研修受講を必ず年度内に修了して下さい。
更新の手続き
更新認定の要件を満たした方は、研修管理システムから更新認定完了をお知らせします。
修了証書の発行
マイスター制度の更新認定をされた方には、病院長によるマイスター制度の「修了証書」が発行されます。
マイスター制度 研修記録カード


研修管理システム(eラーニング)
マイスター制度の認定を取得された方は全員、研修管理システムに登録されます。(更新認定を行わなかった場合、システムからIDが削除されます。)
初回認定取得時に送付される登録情報を確認し、下記よりログインしてご利用ください。
今後システムを通して、マイスター制度の更新認定に関する通知や、セミナーの受講申し込み等の情報発信を行えるよう準備中です。登録情報に記載のメールアドレスに発信致しますので、受信先のご確認をお願いします。
マイルームログインはこちら
登録情報変更フォームはこちら
② 研究倫理セミナー(特別セミナー)
当院では、研究者に限らず、臨床研究に係わる職員全員を対象とした研修として、研究倫理、COI、研究品質に関する講義を開講しています。
この研修は、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」で研究者に求められている、倫理に関する年に1回程度の継続研修として取り扱うことができます。他施設が主導する臨床研究に参加される際、倫理審査委員会に受講記録の提出を求められる場合があります。受講記録を必要とする場合には、相談フォームに所定事項を記載し、申込をしてください。
お問い合わせ
教育・研修に関するお問い合わせは、相談フォームからお願いします。