講演・学術活動など
2. 臨床研究中核病院としての取り組み
臨床研究中核病院は、地域の臨床試験の促進や支援を行うための中核となる医療機関として厚生労働省から指定されております。この取り組みの中で私たちは、研究者や後進の育成による研究促進を目指してテキストやガイドラインの作成に力を入れております。
2021年度 医療技術実用化総合促進事業 成果物
Risk based approach 研修テキスト(2021年度)
研究者および研究支援者を対象に、臨床試験で導入が求められているRisk based approachを実施するための手順書と研修資料をまとめたテキストを策定しました。

2019年度 医療技術実用化総合促進事業 成果物
先進医療Bテキスト(2019年度)
先進医療の実施を検討している研究者および研究支援者を対象に、先進医療を実施する際の規定手順、関連法規をまとめたテキストを策定しました。

PRT作成ガイドライン(2019年度)
医師主導治験の治験実施計画書の作成手順、治験実施計画書の雛形を東京大学医学部附属病院と検討し、ガイドラインとして策定しました。

3. 院外での教育活動
臨床試験部では、大学や病院内部の教育にとどまらず、広く社会一般に臨床試験の重要性を伝える活動を行っています。その一環として平成20年度から、小学生や県立千葉中学校の3年生を対象とした実験授業をスタートしました。医療に求められる科学性や倫理性を理解してもらうこと、「科学」や「臨床試験」をもっと身近に感じてもらうことを目的に毎年活動を行っています。