千葉大学医学部附属病院 総合医療教育研修センター

医療安全研修

院内の医療の質と安全向上を図る上で、教育はその重要な根幹をなします。当センターでは、医療安全管理部などの院内部署と協力し、院内の様々な職種を対象とした医療安全のための研修を主催または後援しています。

Basic Life Support(BLS)研修

院内の全職員がBLSを知っているようになることを目指して、救急の医師・看護師を講師にお招きし、毎月1回開催しています。新人看護師等を対象にした入職時BLS研修も実施しています。

急変対応セミナー

急変発生時に速やかに行動できるようにするために、当センターと医療安全管理部が協力し、院内のさまざまな部署で年数回実施しています。各部署で生じうる事例シナリオを作成し、高機能シミュレータを用いて再現し、教育効果を高めるように部署の教育担当職員と教育専門家が研修内容を個別化しています。

新入職員研修

一般的なオリエンテーションに加え、多職種連携教育の手法を用いて患者安全を考えるセッションを設けています。「採血」をテーマに、医師、看護師、臨床検査技師が参加し、ロールプレイと手技トレーニングを組み合わせて、「患者さんのためになる手技の実施とは?」「多職種との関わりはどのように活かせるか?」などを考える機会としています。

中心静脈カテーテル(CVC)留置研修

本院のCVC挿入認定医制度(R5年度開始予定)では、認定医になるためには研修を受ける必要があります。当センターは、医療安全管理部と共同で、日本医療安全調査機構の「医療事故の再発防止に向けた提言 」などに基づいた講義動画を提供しています。

他部署との連携

感染制御部などと協働し、院内の安全管理に資する教材作成や研修を行っています。
その他、医療安全管理部では、医療法施行規則で定められた「医療安全セミナー」(医療安全管理研修)を年2回、各部署に1人ずつ配置されている医療安全管理者を対象とした研修会を年に数回、それぞれ開催しており、当センターの兼任教員も講師を務めています。