医学部4年生120名に対して、2021年6-7月に病棟等での手指消毒を学ぶ手洗い実習を必修として行いました(科目「臨床入門」)。同学生に対して、10月に院内感染対策についてレクチャーを行い、フィットテストや手指衛生の定量的評価にもとづくフィードバックを実施しました。また、外科手技における手洗い実習やガウンテクニック実習を行い、フィードバックを行いました(授業「CCベーシック」)。また、臨床実習において、診療現場での手指消毒についての指導を行いました。
看護学部では、2年次生78名に対して感染経路の遮断に関する理解と標準予防策の徹底、個人防護具装備下での診療の補助・療養上の世話のスキル獲得のため、エアロゾル可視化シミュレータや採血・静脈シミュレータを用いたシミュレーション学修を実施しました。
医学部の臨床実習学生に対して、呼吸器内科ローテートの機会を活用して、適切なマスク着用を含む個人防護具の着用を指導しました。
看護学部では、2年次生78名、大学院生4名に対して個人防護具の着脱演習を実施しフィードバックしました。
医学部の臨床実習学生に対して、臨床実習の診療科ローテート等の機会を活用して、個人防護具装備下での胸部聴診等の医療行為についての指導を行いました。
看護学部では、臨地実習前準備演習において個人防護具装備下での静脈血採血などの診療の補助業務について指導を行いました。
医学部の学生に対して、臨床実習における呼吸器内科や救急科・集中治療部のローテート機会を活用して、人工呼吸器についての基本的なレクチャーを提供するとともに、人工呼吸器を装着した患者についての診療・実習現場での教育やシミュレーション教育を実施しました。
看護学部の2年次学生に対して、エアロゾル可視化シミュレータおよび採血・静脈シミュレータを用いた演習を行いました。
2021年12月、15名の医療職(看護師、看護補助者)を対象に手指消毒実施後の手指衛生の定量的評価とフィードバックを行いました。
コロナ対応をする医療職(医師28名、看護師183名、コメディカル47名)を対象に個人防護具着用を指導するとともにフィットテストを実施しました。感染症内科をローテートする研修医全員に対して、適宜フィットテストを実施しました。全ての医療職に対して個人防護具の着脱についてのeラーニングの機会を提供しました。
呼吸器内科をローテートしている研修医等に対して、個人防護具着用下での患者に対する気管支鏡検査等の実施について、診療現場での教育やシミュレーション教育を実施した。臨床実習学生は、同教育において適宜医療行為の補助を行いました。
2022年3月、医師(研修医)16名に対して人工呼吸器を装着した患者シミュレータに対するシミュレーション教育を実施しました。また、ICUを利用する医師、看護師などの診療チームに対して、人工呼吸器を装着した患者管理についての教育を適宜実施しました。