千葉大学医学部附属病院 総合医療教育研修センター

教育研修体制

研修医受入れの方針

千葉大学医学部附属病院は、研修医として、次のような資質を兼ね備えた人を求めています。

  • 法令を遵守し、プロフェッショナリズムに基づく考え方や行動ができる
  • 患者、患者家族、すべての職種をリスペクト(尊重)し、協働することができる
  • 基本的な医学知識、診療技能およびコミュニケーション能力を修得することができる
  • 科学的探究を常に実践し、生涯にわたって学び続けることができる
  • キャリアの多様性を理解し、自らの将来設計をすることができる

教育研修体制

研修医の成長を支える体制

指導医の声

指導で特に力を入れているのは、患者さんとのコミュニケーション。回診や診察はできるだけ一緒に行っています。

研修医の声

大学病院ではあまり任せてもらえないと思っていたけど期待以上にやらせてもらえて、多くを学ぶことができます。

教育担当医「アテンディング」が常に見守り、支えています。

当院ではアテンディング(教育専任特任教員)が個別指導やレクチャー、症例検討、個別面談などでの助言、学習方法やキャリアプランの相談対応、研修マネジメントなどを行っています。
14の診療科から選出された15名のアテンディングが診療科を超えて勉強会を行い、教育や指導の方法について学び合っています。研修医との日常会話を通して心身ともに健全な研修生活を過ごしているか確認するよう心がけるなど、研修医にとって、最も身近で何でも相談できる心強い存在です。

日本最大規模を誇る訓練施設で納得いくまでトレーニング

千葉大学クリニカル・スキルズ・センターは、日本最大級の研修施設です。83種類236台のシミュレーターやモデルを使って多種多様なセミナーを実施し、約4千人の医師・研修医を含め、年間延べ2万人以上が利用しています。また、研修医を対象とした各種セミナーも活発に行われています。

研修医参加対象セミナー 内容
ICLSコース 「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を学ぶ。少人数グループで実際に即したシミュレーション実習を繰り返し、蘇生現場でのチーム医療を1日で習得。
麻酔科ハンズオンセミナー 日常診療だけでなくいざという時にも必要になる手技を、シミュレータを用いてトレーニングする。
気管挿管・声門上器具・輪状甲状膜切開などの様々な気道確保法、中心静脈ラインや動脈ライン挿入、経食道心エコーなど。
心臓手術ウェットラボ 心臓の解剖を勉強しながら、経食道心エコー画像との関連性を理解する。また、弁置換術を通して、人工心肺の構造や手術の流れなど、総合的に心臓手術を理解する。
外科手術手技セミナー 実際の臨床写真を参考にテーマに沿った縫合法について簡単な講義の後、真皮合法や皮膚縫合の実習とマイクロサージャリーによる血管吻合の実習を行う。
CVC実践セミナー CVC穿刺挿入シミュレーター、エコー装置を使用し、音波ガイド下で中心静脈穿刺トレーニングを実施。

セミナーは主にNPO法人千葉医師研修支援ネットワークが開催しています

ICLSコース
麻酔科ハンズオンセミナー
心臓手術ウェットラボ
外科手術手技セミナー
CVC実践セミナー

グローバルに活躍するために

臨床研修の休止期間を利用してアメリカ短期留学を実現!
外国人講師によるUSMLEStep2受験対策の支援も行っています。(希望者対象)

院内保育所で子育てをバックアップ

保育所では生後9週目から就学前まで受け入れ可能です。広い園庭が自慢で、遊具も充実。近隣の幼稚園と連携保育しているので、3歳以上は幼稚園への通園も可能です(送迎バスが保育園前まで来ます)。夜間保育のほか、保護者の皆さんに好評なのが病児保育。看護師が常駐し、生後5ヵ月後から就学前までを対象に、別室でお預かりします。平成28年度4月から小学生(1~6年生)対象の学童保育も始まりました。