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薬剤師レジデント

薬剤師レジデント制度の概要
研修生活とサポート
薬剤師レジデント修了生からのコメント
薬剤師レジデントを検討している学生の方へ(よくある質問)
採用試験に応募を希望の方

薬剤師レジデント制度の概要


薬剤部では研修期間を2年間とした薬剤師レジデント制度による研修を実施しています。 開始から9年が経過し、40名の研修が修了しました。2022年4月現在、9期生8名と新たに10期生6名が研修を行っています。 現在の薬剤師レジデント募集状況はこちらのページをご参照ください。

1.レジデントプログラムの理念
薬剤師の使命と役割を自覚し、医療人に相応しい倫理観と基本的な知識および技能を備えた、生涯にわたり自律的に成長できる薬剤師を養成する。


2.レジデントプログラムの到達目標と教育目標

到達目標
業務:業務の内容とその目的を理解し、責任を持って日常の薬剤業務を適切に遂行できる。
   他の職員と協調し、最適な薬物治療の提供に寄与できる。
教育:自己研鑚に励み、知識・技能・経験を整理し、後進に伝えることができる。
研究:日々の業務から問題点を抽出し、解決策を立案して行動することができる。

教育目標
病院薬剤師が担う使命とその魅力を伝え、個々の積極性を促して将来の医療の発展に資する人材を育成する。


3.研修部署の業務内容とスケジュール

調剤業務
外来処方、入院処方の調剤
検査値を利用した処方監査
漢方薬の調剤と煎出

注射剤調剤業務
外来、入院患者の注射剤調剤
検査値を利用した処方監査
中心静脈栄養剤(TPN)調製
抗がん薬調製

医薬品情報管理業務
医薬品情報の管理と、集約した情報の院内への発信
保険薬局からの疑義照会対応および疑義内容の協議
医薬品の採用に関わる業務

医薬品管理業務
物流システムを利用した医薬品の在庫管理
麻薬・向精神薬・覚せい剤原料の管理

病棟業務・チーム医療・専門職連携業務
薬剤管理指導業務
プレアボイド報告
各チーム医療見学

TDM業務
薬剤師による薬物血中濃度測定と患者状態を考慮した総合的な薬物治療のサポート

院内製剤業務
院内製剤の作製と評価

臨床試験部

4.教育への参画

当院では多数の薬学部生が病院実習や見学のため薬剤部に訪れます。また、千葉大学の専門職連携教育(IPE)では薬学部生に加え医学部生、看護学部生も実習を行っています。さらに、海外の薬学部生も当院の薬剤部で研修します。薬剤師レジデントはその指導にも携わります。医療の仕組みや薬剤師の業務が日本とは異なる国の方であったとしても、理解してもらえるように自ら学んだことを伝えます。日々の業務を漫然とこなすだけでなく、自分の仕事の内容や意義を日頃からよく考えて整理しておくことが求められます。

5.研究
・薬剤師レジデント自身が見つけたテーマや職員から募集したテーマを一つもち、薬剤部の教職員のサポートを受けながら研究を行います。
・年間を通じて週に1回実施される薬剤部セミナーに参加します。薬剤師レジデントは他の薬剤師職員と同様に年に1回発表(症例報告、研究報告、論文紹介等)を行います。また、年2回の研究成果報告会に参加し、1年次冬季および2年次夏季の研究成果報告会において自身の研究テーマについて発表をします。
・研究の成果はレジデントフォーラムや学会で発表、論文発表をします。薬剤師レジデントや修了生による発表の実績は多数あります。さらに、文部科学省の科研費(奨励研究)をはじめとする外部資金の獲得と研究の遂行に薬剤師レジデントもチャレンジしています。


6.スケジュールの例
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