平成30年
2018年3月19日(月)、平成29年度臨床研修修了式が行われました。
本年度は医科研修医35名、歯科研修医5名が臨床研修を修了し、山本病院長より修了証書を授与されました。
また、臨床研修修了式に引き続きベスト研修医賞、優秀研修医賞(Good Practice、Good Communication)の表彰式が行われました。ベスト研修医賞および優秀研修医賞(Good Practice、Good Communication)は、他の研修医・学生の模範となり、職場の研修医・学生の医師としての能力やプロとしての意識の向上を図ることができる研修医に贈られる賞です。本年度プログラムを修了する2年次研修医の中から指導医および看護師の観察評価並びに臨床研修報告会における評価を総合的に勘案し選ばれます。本年度はベスト研修医賞を小林玲美子先生、優秀研修医賞(Good Practice)を川村俊人先生、優秀研修医賞(Good Communication)を小林玲美子先生が受賞されました。
生坂総合医療教育研修センター長より研修医のみなさんへ
研修お疲れ様でした。今後はそれぞれが選んだ場所で専門研修を行い、一人の医師として成長することと思いますが、目の前にいる患者さんを助けるという医師の本分と、一人の医師として、大きな責任を負っているということを忘れずに今後も精進してください。
千葉大学病院で学んだこと、経験したことを自信にしてください。そしてまた千葉に戻ってきて、活躍していただきたいと思います。
2018年3月4日(日)、千葉大学病院ガーネットホールで「第7回臨床研修報告会」が開催されました。2年間の研修期間中に経験した興味ある症例をまとめ発表する臨床研修の集大成といえる報告会です。
プログラムを修了予定の2年目の研修医36名が、2年間の研修の中で印象に残った症例について、診断に至った経緯等を報告しました。発表は分野別のセッションで行われ、質疑応答では、盛んに意見が交わされました。
Best Presentation賞1名(内藤潤先生)、Good Presentation賞3名(鈴木隆和、小林樹、中島祐人 各先生)、Best Presentation指導賞1名(笠井大先生)、Good Presentation指導賞3名(林田泰一郎、小出尚史、山本海介 各先生)が選ばれ、報告会後に表彰式が行われました。審査をした先生方からは「珍しいケースの症例や、異なる分野の話を聞くことで大変勉強になり、新しい発見もあったので、大変有意義な時間となりました。この報告を精査して、どんな事態でも対応のできる医師になられることを楽しみにしています」との講評や激励の言葉がありました。
平成29年
CVC実践セミナーは初期研修医が毎年受講しているセミナーの一つで、シミュレーション機器を使用して超音波ガイド下中心静脈穿刺法の手技を学ぶ、日本医学シミュレーション学会認定セミナーです。本年度は8月14日、21日、9月4日の3日間で開催され、初期研修医はいずれかの1日に参加します。
座学後、1グループ3名程に分かれて実習を行います。1つのシミュレーション機器に対して担当の講師がつくため、疑問点や手技はその場で確認できました。また、少人数グループのため練習の時間も十分に取れ、シミュレーション機器の使用だけでなく、実習の後半には講師や受講者が患者役になりエコーの練習も行いました。
平成28年
2017年3月21日(火)、平成28年度初期臨床研修修了式が行われました。
本年度は医科研修医43名(総合重点プログラム9名、専門重点プログラム32名、学究重点プログラム1名、産婦人科プログラム1名)、歯科研修医6名(単独型プログラム4名、複合型プログラム2名)が臨床研修を修了し、山本病院長より修了証書を授与されました。
また、臨床研修修了式に引き続きベスト研修医賞、優秀研修医賞(指導医評価、看護師評価)の表彰式が行われました。ベスト研修医賞および優秀研修医賞(指導医評価、看護師評価)は、他の研修医・学生のロールモデルとなり、職場の研修医・学生の医師としての能力やプロフェッショナリズムの向上を図ることができる研修医に贈られる賞です。本年度プログラムを修了する2年次研修医の中から指導医および看護師の観察評価並びに臨床研修報告会における評価を総合的に勘案し選ばれます。本年度はベスト研修医賞を飯野貴明先生、優秀研修医賞(指導医評価)を内田瞬先生、優秀研修医賞(看護師評価)を辰野美智子先生が受賞されました。
山本病院長と生坂総合医療教育研修センター長より研修医のみなさんへ
2017年3月5日(日)、千葉大学病院ガーネットホールで「第6回臨床研修報告会」が開催されました。2年間の研修期間中に経験した症例をまとめ発表する初期研修の集大成ともいえる報告会です。
研修プログラムに関わらず2年目の初期研修医39名が、2年間の研修の中で印象的な症例について発表しました。発表は分野別のセッションで行われ、質疑応答では、活発な意見交換も交わされました。
最優秀賞1名(志村麗先生)、優秀賞2名(飯野貴明、北山仁久 各先生)、敢闘賞3名(柴田隼平、羽柴淳、木内友紀 各先生)、最優秀指導賞1名(古矢裕樹先生)、優秀指導賞2名(石尾直樹、笠井大 各先生)、敢闘指導賞3名(谷口俊文、寺田二郎、金井哲也 各先生)が選ばれ、報告会後に表彰式が行われました。審査をした先生方からは「我々も異なる分野の発表を聞くことで勉強になるし、新しい発見もあった。そういった意味では非常に有意義な時間となりました。ぜひこの報告を精査して不測の事態に対応できる医師に成長してください」との講評や激励がありました。
平成27年
2016年1月30日(土)~31日(日)の2日間、第14回千葉大学卒後臨床研修指導医養成ワークショップがクリニカル・スキルズ・センターで開催されました。千葉大学病院をはじめ、千葉県内外の協力病院から研修医の直接の指導を担当している医師38名が参加しました。
研修医指導の技法の修得を中心に、制約のある臨床の現場で、いかに効率よく必要な指導をし、研修医が自ら考え学ぶ姿勢を身につけるかを話し合うべく、いくつかのテーマにわけて講義、グループ討議、ロールプレイを行いました。丸2日間というハードは日程でしたが、どのテーマにおいてもとても活発な意見交換がなされました。
さまざまな医療機関の医師が集い、ディスカッションすることで、新たな気づきがあったことと思います。4月から新たな研修医を迎えるにあたり、よりよい研修環境を考える良い機会になったのではないでしょうか。
プログラム
第1日目
事項(テーマ) | 内容 |
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開会 | |
イントロダクション、アイスブレーキング(自己紹介/感じている臨床研修の問題)とまとめ | 全体討議 |
卒後研修と千葉大学における卒後研修の現状 | 説明 |
新しい専門医制度について | 説明 |
研修医が修得すべきこと①-コンピテンス領域- | 説明 |
グループ討議 | |
発表・全体討議 | |
講義 | |
研修医が修得すべきこと②(マイルストーンとEPA) | 説明・全体討議 |
グループ討議 | |
発表・全体討議 | |
研修医のストレス | 説明・全体討議 |
研修方法を考える | 説明・全体討議 |
グループ討議 | |
発表・全体討議 | |
指導医の役割 | 説明・全体討議 |
症例提示の指導法 | 説明・全体討議 |
ロールプレイ |
第2日目
事項(テーマ) | 内容 |
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第1日を振り返って | 全体討議 |
臨床ミニレクチャーの実践 | 説明・全体討議 |
ロールプレイ | |
研修医の評価 | 説明・全体討議 |
グループ討議 | |
発表・全体討議 | |
問題行動へのフィードバックの方法 | 説明・全体討議 |
ロールプレイ | |
プロフェッショナリズム | 説明・全体討議 |
個人作業とグループ討議 | |
発表・全体討議 | |
講習会のまとめ | 説明・全体討議 |
講習会のふりかえり(受講生からの意見) | 質疑、アンケート |
閉会 | 修了証書授与等 |
平成26年
2015年12月13日(日)、千葉大学医学部附属病院、NPO法人千葉医師研修支援ネットワーク共催による『第18回千葉大学医学部附属病院ICLSコース』が千葉大学クリニカル・スキルズ・センターで行われました。指導者30名、受講者24名が参加しました。
ICLSコースとは、医療従事者のための蘇生トレーニングコースです。緊急性の高い病態のうち、特に「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得することを目標としています。講義室での講義はほとんど行わず、実技実習を中心とした内容で、受講者は少人数のグループに分かれて実際に即したシミュレーション実習を繰り返し1日をかけて蘇生のために必要な技術や蘇生現場でのチーム医療を身につけます。
受講者は6名1チームの4班に分かれて、BLS講義で実習の内容を学んだ後、実際にBLSとFBAOを体験しました。次にALS講義後、気道確保・気道管理、モニタ・除細動器の各スキルを体験します。午後はシナリオに沿って実践するMega-Code Demonstrationを行い、心停止の判断、VF/pulseless VT、PEA・Asystoleについて学習しました。まとめとしてMega-Code OSCE、筆記試験を受けて講義は終了しました。
コース修了者には修了証が交付され、指導者には実績証が交付されました。
2015年7月6日(月)、千葉大学医学部附属病院、NPO法人千葉医師研修支援ネットワーク共催による『第17回千葉大学医学部附属病院ICLSコース』が千葉大学クリニカル・スキルズ・センターで行われました。指導者30名、受講者24名が参加しました。
ICLSコースは、医療従事者のための蘇生トレーニングコースです。緊急性の高い病態のうち、特に「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得することを目標としています。講義室での講義はほとんど行わず、実技実習を中心とした内容で、受講者は少人数のグループに分かれて実際に即したシミュレーション実習を繰り返し1日をかけて蘇生のために必要な技術や蘇生現場でのチーム医療を身につけます。
受講者は6名1チームの4班に分かれて行い、はじめに、BLS講義で実習の内容を学んだ後、実際にBLSとFBAOを体験しました。次にALS講義後、気道確保・気道管理、モニター・除細動の各スキルを体験します。午後はシナリオに沿って実践するMega-Code Demonstrationを行い、心停止の判断、VF/pulseless VT、PEA/Asystoleについて学習しました。最後にMega-Code OSCE、筆記試験を受けて講義は終了しました。
コース修了者には修了証が交付され、指導者には実績証が交付されました。