図書一覧(当薬剤部による編集等)
薬剤師レジデント修了生の活躍
薬剤師レジデントを修了した後に、多様なキャリアを積み活躍している先輩からのメッセージです。
私は、入院・外来患者さんへの注射剤供給を担う注射室で室長をしています。注射室では、注射薬自動払出装置などの機器を運用し、バーコード照合による取り違え防止など、安全で安心な薬物療法が提供出来るよう努めています。また、システム担当として電子カルテのリプレイスプロジェクトにも参画し、薬剤師の視点からシステムの活用に貢献するなど、業務効率化と医療安全の向上に取り組んでいます。
プライベートでは3児の父であり、最近育児休業も取得しました。責任ある役職を務めながらも、部署全体で業務をカバーし合える体制があるため、家庭と仕事を両立することができています。
2年間のレジデント期間、そしてその後の5年間で経験した、調剤・注射・病棟・手術部等での幅広い業務経験が、現在の私の基盤となっています。例えば、新しい業務を始める場合や、新規のシステムを導入する場合、部署横断的な視点がなければ、自部署にとっては効率的な業務が行えるようになったとしても、別の部署では負担となってしまう場合があります。レジデント時代に各部署をローテーションし、部内の様々な業務についての経験を重ねたことで、自部署のみにとどまらない様々な業務改善を実現出来ていると感じています。
薬剤師の活躍の場は、調剤室や注射室等の中央業務や、病棟業務・チーム医療等だけでなく、医療安全やシステムの活用まで多岐にわたります。どの立場で働くにしても、必要となるのが部署横断的、職種横断的な幅広い視野であると感じています。当院のレジデント制度では、薬剤部内の各部署での丁寧な教育体制だけでなく、病棟やチーム医療で他職種とたくさん関わる機会をもつことができ、幅広い視野を育む体制が整っていると思います。 将来薬剤師として働きたいと思っているそこのあなた、ぜひ当院で信頼され活躍できる薬剤師を目指してみませんか。一緒にがんばりましょう。
日本医療薬学会がん専門薬剤師の認定を取得し、資格を活かして主に外来化学療法を行う患者さんへの薬剤管理指導を行っています。医師の診察前に患者さんと面談し、服薬状況や副作用を確認した上で、検査結果や患者背景も踏まえながら、最適な支持療法の提案や使用薬剤の用量変更・休薬の必要性について医師へ情報提供を行っています。こうした関わりを通して、個々の患者さんに合わせた最適な薬物治療を提供できるよう日々活動しています。現在は1児の母として子育てにも奮闘しておりますが、当院では育児休業や短時間勤務などの制度が充実しており、上司や同僚の理解と支えのもと、様々な配慮をいただきながら今の環境で働き続けていられることに大変感謝しています。
病院薬剤師として患者さんと関わる中で、日々様々な問題に直面します。同じ治療であっても患者背景や副作用の出方は様々で、求められる対応も一人一人異なります。その際、患者さんから必要な情報を引き出し、整理し、論理的に評価した上で、科学的根拠に基づいた提案や指導を行う力が重要です。そのためには、薬剤師としての基本的な知識、能力、考え方をどれだけ身につけているかが重要となります。当院のレジデントプログラムは、1年目に中央業務、2年目に中央業務と病棟業務を並行して行うことで、薬剤師としての基礎を段階的に身につけることができます。薬剤師レジデントを通して得た薬剤師としての基礎力は、その後の成長の支えとなり、キャリアアップに繋がっています。がん専門薬剤師として働く今でも、基礎力の重要性を日々実感しています。
将来の目標が明確な方や特定の分野に関心がある方もいらっしゃると思いますが、まずは分野にとらわれず、幅広い業務に触れて欲しいと思います。幅広い業務を通して他職種や患者さんと関わる中で、初めて見えてくることもたくさんあります。ご自身の将来像を思い描く中で、「今しかできないことは何か」をよく考え、薬剤師としての第一歩に最適な環境を選んでください。
私は現在、千葉大学大学院薬学研究院の助教として研究・教育に携わるとともに、附属病院薬剤部を兼務しています。臨床現場では、薬物治療がうまくいかず苦しむ患者さんが少なくありません。そうした患者さんに少しでも貢献したいという思いから、基礎薬学の知見を活かして薬物治療の有効性や安全性の向上につながる研究に取り組んでいます。
家庭では3人の子どもの子育てに奮闘しています。子育ても研究もうまくいかないことの方が多いですが、子どもや学生の成長を感じられたとき、一緒に何かを成し遂げられたときは大きな喜びを感じます。
レジデント研修を通じて、薬剤師としての基本的な知識と技能を幅広く身につけることができました。一方で、修了時に強く感じたのは「まだまだ自分は十分ではない」という思いでした。真に適切な薬物治療を実現するためには、病態や基礎薬学に対するより深い理解が必要だと気づいたためです。また、レジデント時代に患者さん一人一人と真剣に向き合い悩んだ経験から、研究の必要性を強く実感しました。これらは、「レジデントが主体的に考えながら業務を行う」ことを重視する、千葉大学のレジデントプログラムだからこそ得られた気づきだったのかもしれません。
レジデント修了後、私は「なぜこの患者さんには薬が効かないのだろう」という疑問をもとに研究を進め、論文3報をまとめて博士号を取得しました。レジデントを経験して得た気づきは、今なお私の仕事の原動力となっています。
薬剤師の仕事は決して簡単なものではありません。私自身、これまでたくさん失敗しました。それでも続けられたのは、周囲の支えがあったことと、何より自分が本当にやりたいことだったからだと思います。新人薬剤師としての重要な時期に、どのような環境に身を置くかはとても大切です。自分がやりたいことに挑戦でき、研鑽の必要性を自然と感じられる環境に身を置くことで、将来薬剤師としてできることの幅は大きく広がると思います。
薬学という学問は奥が深く、学べば学ぶほど面白いと思います。薬学を深く理解することで、他の医療職にはない薬剤師ならではの視点からより良い治療に貢献できると信じています。私自身もまだ学び続けている途中です。ぜひ一緒に悩み、考えながら成長していきましょう。
過去のコメント
薬剤師レジデントを修了した後に、多様なキャリアを積み活躍している先輩からのメッセージです。
薬剤部のマネジャーとして
千葉大学医学部附属病院
注射室長 渡辺健太さん
今の仕事を紹介してください
私は、入院・外来患者さんへの注射剤供給を担う注射室で室長をしています。注射室では、注射薬自動払出装置などの機器を運用し、バーコード照合による取り違え防止など、安全で安心な薬物療法が提供出来るよう努めています。また、システム担当として電子カルテのリプレイスプロジェクトにも参画し、薬剤師の視点からシステムの活用に貢献するなど、業務効率化と医療安全の向上に取り組んでいます。
プライベートでは3児の父であり、最近育児休業も取得しました。責任ある役職を務めながらも、部署全体で業務をカバーし合える体制があるため、家庭と仕事を両立することができています。
薬剤師レジデントの経験は今の仕事に活きていますか?
2年間のレジデント期間、そしてその後の5年間で経験した、調剤・注射・病棟・手術部等での幅広い業務経験が、現在の私の基盤となっています。例えば、新しい業務を始める場合や、新規のシステムを導入する場合、部署横断的な視点がなければ、自部署にとっては効率的な業務が行えるようになったとしても、別の部署では負担となってしまう場合があります。レジデント時代に各部署をローテーションし、部内の様々な業務についての経験を重ねたことで、自部署のみにとどまらない様々な業務改善を実現出来ていると感じています。
薬剤師を目指す方へのメッセージ
薬剤師の活躍の場は、調剤室や注射室等の中央業務や、病棟業務・チーム医療等だけでなく、医療安全やシステムの活用まで多岐にわたります。どの立場で働くにしても、必要となるのが部署横断的、職種横断的な幅広い視野であると感じています。当院のレジデント制度では、薬剤部内の各部署での丁寧な教育体制だけでなく、病棟やチーム医療で他職種とたくさん関わる機会をもつことができ、幅広い視野を育む体制が整っていると思います。 将来薬剤師として働きたいと思っているそこのあなた、ぜひ当院で信頼され活躍できる薬剤師を目指してみませんか。一緒にがんばりましょう。
専門薬剤師として
千葉大学医学部附属病院
がん専門薬剤師 後藤優理さん
今の仕事を紹介してください
日本医療薬学会がん専門薬剤師の認定を取得し、資格を活かして主に外来化学療法を行う患者さんへの薬剤管理指導を行っています。医師の診察前に患者さんと面談し、服薬状況や副作用を確認した上で、検査結果や患者背景も踏まえながら、最適な支持療法の提案や使用薬剤の用量変更・休薬の必要性について医師へ情報提供を行っています。こうした関わりを通して、個々の患者さんに合わせた最適な薬物治療を提供できるよう日々活動しています。現在は1児の母として子育てにも奮闘しておりますが、当院では育児休業や短時間勤務などの制度が充実しており、上司や同僚の理解と支えのもと、様々な配慮をいただきながら今の環境で働き続けていられることに大変感謝しています。
薬剤師レジデントの経験は今の仕事に活きていますか?
病院薬剤師として患者さんと関わる中で、日々様々な問題に直面します。同じ治療であっても患者背景や副作用の出方は様々で、求められる対応も一人一人異なります。その際、患者さんから必要な情報を引き出し、整理し、論理的に評価した上で、科学的根拠に基づいた提案や指導を行う力が重要です。そのためには、薬剤師としての基本的な知識、能力、考え方をどれだけ身につけているかが重要となります。当院のレジデントプログラムは、1年目に中央業務、2年目に中央業務と病棟業務を並行して行うことで、薬剤師としての基礎を段階的に身につけることができます。薬剤師レジデントを通して得た薬剤師としての基礎力は、その後の成長の支えとなり、キャリアアップに繋がっています。がん専門薬剤師として働く今でも、基礎力の重要性を日々実感しています。
薬剤師を目指す方へのメッセージ
将来の目標が明確な方や特定の分野に関心がある方もいらっしゃると思いますが、まずは分野にとらわれず、幅広い業務に触れて欲しいと思います。幅広い業務を通して他職種や患者さんと関わる中で、初めて見えてくることもたくさんあります。ご自身の将来像を思い描く中で、「今しかできないことは何か」をよく考え、薬剤師としての第一歩に最適な環境を選んでください。
薬学部の教員として
千葉大学大学院薬学研究院
助教 石川雅之さん
今の仕事を紹介してください
私は現在、千葉大学大学院薬学研究院の助教として研究・教育に携わるとともに、附属病院薬剤部を兼務しています。臨床現場では、薬物治療がうまくいかず苦しむ患者さんが少なくありません。そうした患者さんに少しでも貢献したいという思いから、基礎薬学の知見を活かして薬物治療の有効性や安全性の向上につながる研究に取り組んでいます。
家庭では3人の子どもの子育てに奮闘しています。子育ても研究もうまくいかないことの方が多いですが、子どもや学生の成長を感じられたとき、一緒に何かを成し遂げられたときは大きな喜びを感じます。
薬剤師レジデントの経験は今の仕事に活きていますか?
レジデント研修を通じて、薬剤師としての基本的な知識と技能を幅広く身につけることができました。一方で、修了時に強く感じたのは「まだまだ自分は十分ではない」という思いでした。真に適切な薬物治療を実現するためには、病態や基礎薬学に対するより深い理解が必要だと気づいたためです。また、レジデント時代に患者さん一人一人と真剣に向き合い悩んだ経験から、研究の必要性を強く実感しました。これらは、「レジデントが主体的に考えながら業務を行う」ことを重視する、千葉大学のレジデントプログラムだからこそ得られた気づきだったのかもしれません。
レジデント修了後、私は「なぜこの患者さんには薬が効かないのだろう」という疑問をもとに研究を進め、論文3報をまとめて博士号を取得しました。レジデントを経験して得た気づきは、今なお私の仕事の原動力となっています。
薬剤師を目指す方へのメッセージ
薬剤師の仕事は決して簡単なものではありません。私自身、これまでたくさん失敗しました。それでも続けられたのは、周囲の支えがあったことと、何より自分が本当にやりたいことだったからだと思います。新人薬剤師としての重要な時期に、どのような環境に身を置くかはとても大切です。自分がやりたいことに挑戦でき、研鑽の必要性を自然と感じられる環境に身を置くことで、将来薬剤師としてできることの幅は大きく広がると思います。
薬学という学問は奥が深く、学べば学ぶほど面白いと思います。薬学を深く理解することで、他の医療職にはない薬剤師ならではの視点からより良い治療に貢献できると信じています。私自身もまだ学び続けている途中です。ぜひ一緒に悩み、考えながら成長していきましょう。
過去のコメント