レジデント8期生のコメント
レジデントプログラムを選択した理由
臨床現場で直面する疑問にアプローチするための基礎研究がしたく、病院薬剤師の業務を全般的に経験でき、なおかつ研究、教育にも携われるレジデントプログラムを志望しました。
また、大学での研究だけだとどうしても閉鎖的な環境になってしまい、実臨床を知りたいと思ったこと、患者さんに直接役に立てることがしたいと思ったことから本プログラムを志望しました。
レジデントプログラムの魅力
当たり前のことですが、薬剤師の免許を持っていることと、病院という臨床の現場で働くことはまったく違います。実際、日々が勉強で、薬剤師は生涯自己研鑽が必要だと痛感する毎日です。医師をはじめ、様々な医療職と円滑にコミュニケーションをとり、患者に最善の治療を提供するためには、まず薬剤師としての基礎、土台をしっかり築くことが重要だと思います。当院のレジデントプログラムの魅力は、薬剤部の各部署を1年目と2年目で計2回ローテンションし、網羅的に業務を経験することができます。1年目の研修では、机上では学べなかったTDMの実際や、大学病院であり、三次救急を担う当院だからこそより重要になる薬剤管理、DI室での疑義照会対応など、基礎的な研修が中心になります。2年目の研修時には、病棟業務も始まっているため、より広い視野で薬剤部の業務を学ぶことができるようになります。自分が受け持っている病棟での治療を円滑に進めるにはどうしたらよいか、患者の背景を踏まえた上で、どのような提案が適切かを考える力はこの研修でかなり鍛えられたと感じています。
またレジデントとしての到達目標も設定されており、自分に何が足りないのかを考えながら日々勉学に励むことができます。レジデントのサポート体制はもちろん、先輩方も気軽に相談に乗ってくださいますし、学ぶ意欲があれば成長できる環境、サポート体制は整っていると思います。
薬剤師を目指す方へのメッセージ
薬剤師が活躍できる場は年々広がっています。そのため薬剤師に求められることは非常に多岐に渡ります。当院のレジデントプログラムでは幅広く経験することができ、レジデント修了後の進路も病院だけに留まらず薬局や官公庁など様々です。ぜひ、当院のレジデントプログラムを通して理想の薬剤師を目指していきましょう!