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教育研修

実務実習  レジデント

実務実習

薬剤部5年生は、病院薬剤師の業務と責任を理解し、チーム医療に参画できるようになるため、薬剤師業務における基本的知識、技能、態度を身に着けることを目的として、実務実習が行われます。
実習期間の半分は主に、調剤業務、製剤業務、医薬品管理業務、医薬品情報業 務、TDM(therapeutic drug monitoring)などの中央業務(薬剤部の中での業務) を学び、半分は他の医療従事者と協同のもとファーマシューティカルケアを実践 する業務(主に病棟での業務)を学びます。実習の最後には発表会を行います。 テーマは実習期間中に興味をもったことから探してもらいます。

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         職員とSGD                注射薬の無菌調整

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      散剤の調剤             病棟にて医師・看護師と話し合い

実習生の皆さんへ
実務実習を受ける際の注意事項


レジデント

薬剤部では研修期間を2年間としたレジデント制度を導入しています。
開始から5年が経過し、16名の研修が修了しました。2018年現在、5期生7名と新たに6期生7名を迎えました。
現在のレジデント募集状況はこちらのページをご参照ください。

1.レジデントプログラムの到達目標と教育目標

到達目標
薬剤師の使命と役割を自覚し、医療人に相応しい倫理観と基本的な知識および技能を身につける。薬の専門家として自立し、生涯にわたり自律的に成長するための礎とする。

業務:業務の内容とその目的を理解し、責任を持って日常の薬剤業務を適切に遂行できる。
   他の職員と協調し、最適な薬物治療の提供に寄与できる。
教育:自己研鑚に励み、知識・技能・経験を整理し、後進に伝えることができる。
研究:日々の業務から問題点を抽出し、解決策を立案して行動することができる。

教育目標
病院薬剤師が担う使命とその魅力を伝え、個々の積極性を促して将来の医療の発展に資する人材を育成する。


2.研修部署の業務内容とスケジュール

調剤業務
外来処方、入院処方の調剤
検査値を利用した処方監査
漢方薬の調剤と煎出

注射剤調剤業務
外来、入院患者の注射剤調剤
検査値を利用した処方監査
中心静脈栄養剤(TPN)調製
抗がん薬調製

医薬品情報管理業務
医薬品情報の管理と、集約した情報の院内への発信
保険薬局からの疑義照会対応および疑義内容の協議
医薬品の採用に関わる業務

医薬品管理業務
物流システムを利用した医薬品の在庫管理
麻薬・向精神薬・覚せい剤原料の管理

病棟業務・チーム医療・専門職連携業務
薬剤管理指導業務
プレアボイド報告
各チーム医療見学

TDM業務
薬剤師による薬物血中濃度測定と患者状態を考慮した総合的な薬物治療のサポート

院内製剤業務
院内製剤の作製と評価

臨床試験部

レジデントスケジュールの例
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・研修を予習、補填し、また発展させることを目的とした講義が行われます。
・年間を通じた薬剤部セミナーの開催や、年2回の研究成果報告会があります。
・2年間のまとめとして、修了報告会が開催されます。


3.到達度確認ミーティングと精神的サポート

当薬剤部のレジデントプログラムでは、各部署や病棟業務における到達目標を細かく設定し、達成目標時期も定めています。到達度確認係は担当レジデントの業務達成の状況を把握し、必要に応じてアドバイス等を行います。また、およそ1ヶ月毎に到達度確認ミーティングを行い、進捗状況を確認します。
また、当薬剤部のレジデントプログラムではレジデントが相談しやすい直近の修了生をメンターに設定し、精神面のサポートを行っています。


4.レジデントからのコメント
                    過去に掲載されたレジデントからのコメントはこちら

■レジデント5期生
@レジデントプログラムを選択した理由
私は将来、薬局薬剤師として地域医療に貢献したいと考えています。しかし、大学卒業後に基礎的な知識・経験はなく、薬剤師としての土台をしっかり作る必要があると思いました。
当院のレジデントプログラムを選択した理由として、2年間で中央業務・病棟業務だけではなく、医薬品管理室、DI室、TDM・製剤室、臨床試験部などすべての部署を経験できるという点が挙げられます。また、処方箋へ検査値印字、薬剤師による疑義照会対応、トレーシングレポートなど地域の薬局との取り組みが進んでおり、病薬連携・薬薬連携に影響を与えられるような経験をしてみたいと考えたためです。
2つ目に、大学病院という地域のリーダーとなる病院で研究や業務を行うことで、病薬連携や薬薬連携に影響を与えられるような働きをしたいと考えました。見学の際にレジデントでは研究を始め、様々な取り組みに挑戦できる環境があると聞きました。そのため、私は千葉の患者さん全体に貢献できるような取り組みを当院で行いたいと思いました。

Aレジデントプログラムの魅力
当院のレジデントプログラムの魅力として以下の2点が挙げられます。1点目は、2年間ですべての部署の業務を経験できるだけでなく、段階的に成長できるような教育プログラムになっている点です。1年目は各部署(医薬品情報室、TDM・製剤室、医薬品管理室)に配属され、まず、基礎的な部分を学びます。2年目は病棟業務が開始となった後に、再度、各部署に配属されることで、患者さんのことをイメージしながら、より実臨床に沿った多角的な考えのもと、1年目とは異なる成長を実感することができると思います。
2点目は、レジデントに対する支援体制が整っていることが挙げられます。業務到達度ミーティングや処方チェックテストなど客観的な評価により自身の課題に気付き、問題解決に努めることができます。
臨床的な課題にぶつかることは多いですが、プロフェッショナルな先輩方に相談できる環境があることも大きな魅力の1つです。

B薬剤師を目指す方へのメッセージ
薬剤師として、将来、何がしたいかをイメージしてみてください。具体的な将来像が見えている方は、その目標に向かって一歩ずつ頑張ってください。漠然としか見えない方も多くいるかと思います。臨床に興味があるのであれば、当院のレジデントプログラムを通して、幅広く経験・学習をすることで、自分がやりたいことを見つけてみてはいかがでしょうか。


■レジデント5期生
@レジデントプログラムを選択した理由
私は自分の将来について、大学卒業と同時に決定することに迷いがありました。薬剤師業務だけでなく研究も行いたいと考えていたからです。そんな中、病院薬剤師の業務を2年間かけて一通り学ぶことができ、かつ、積極的に研究にも取り組んでいる当院のレジデントプログラムのことを知り、とても魅力的に感じ志望致しました。

Aレジデントプログラムの魅力
薬剤部には、調剤などの中央業務や病棟業務のほかにも、TDM室や医薬品情報室、医薬品管理室など様々な部署があり、レジデントプログラムではこれらの仕事を網羅的に学ぶことができます。このため様々な視点を身につける機会があり、深く考える力がつくと思います。またプログラムの進行に沿って、到達度を先輩方と確認することができる点も魅力的です。業務中に感じた細かな疑問を残さずに、ムラの無いように幅広く成長できる環境が整っていると感じました。

B薬剤師を目指す方へのメッセージ
病院や薬局にとどまらず企業や行政など、薬剤師の仕事は本当に多岐に渡ります。そんな中で、自分のやりたいことについて決めることは難しいかもしれません。もし臨床に近い薬剤師に少しでも興味がある際は、ぜひレジデントという制度について知っていただき、選択肢のひとつに考えてもらえたら、と思います。