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食物アレルギー 予防と治療

食物アレルギーについて

食物アレルギーとは、元来人体に害のない特定の食物に対して人体の免疫機能が過剰に反応をして皮膚のかゆみや呼吸苦、腹痛などを誘発する疾患です。時として非常に重篤な症状を生じ命の危険を伴うことがあります。

食物アレルギーの原因食物は年齢によって異なることが知られています。乳幼児では乳製品・卵・牛乳などが主ですが、成人では甲殻類や果物などが原因であることが多いです。

食物アレルギーの発症機序には不明な点が多いですが、これまで明らかになったこととして

  • 湿疹などの皮膚病変を介して食物が感作されると食物アレルギーを生じやすい
  • アレルギーの原因となる食物は完全に除去するより食べられる程度は食べた方が症状が重篤になりにくい

などがあります。

ここ10〜20年で食物アレルギーの予防や治療に関する考え方は大きく変わりました。(卵・小麦・牛乳を含む)離乳食の開始時期や皮膚の保湿などは食物アレルギーの発症予防に非常に重要であると考えられています。また、経口免疫負荷療法という新たな治療法も広く行われるようになってきましたが良い面・悪い面があり、疾患と治療に対する正しい知識と理解が必要です。

このトピックスではこれまでに明らかになった知見から、最新の治療法や日常生活管理の方法、食物アレルギーの予防に重要な知識などをご紹介していきます。