情報公開文書

ページタイトル画像

経尿道的膀胱腫瘍摘出術における5-アミノレブリン酸塩(5-ALA)使用が当施設の全身麻酔管理に与えた影響

患者の皆様へ

令和3年11月29日
麻酔・疼痛・緩和医療科

現在、麻酔・疼痛・緩和医療科では、「経尿道的膀胱腫瘍摘出術における5-アミノレブリン酸塩(アラグリオ®︎)使用が当施設の全身麻酔管理に与えた影響」に関する研究を行っています。今後の治療に役立てることを目的に、この研究では「全身麻酔を実施した」患者さんの診療情報などを利用させて頂きます。診療情報などがこの研究で何のために、どのように使われているのかについて詳しく知りたい方は、下記の窓口にご連絡ください。

1.研究課題名

「経尿道的膀胱腫瘍摘出術における5-アミノレブリン酸塩(5-ALA)使用が当施設の全身麻酔管理に与えた影響」

2.研究の意義・目的

「本研究は、当施設で過去2年間に全身麻酔下に経尿道的膀胱腫瘍摘出術を受けた成人症例のカルテを後方視的に解析し、「5-ALA内服群は非内服群に比較し循環作動薬の使用量が多い」を一次仮説、「5-ALA内服群は非内服群に比較し平均血圧65mmHg以下の低血圧の頻度が高い」を二次仮説として、5-ALA内服による低血圧のリスクを評価することを目的として実施する臨床研究である。」

3.研究の方法

2019年4月1日から2021年9月30日の期間に当院を受診し全身麻酔による経尿道的膀胱腫瘍摘出術を受けた全患者を対象とし、診療録を参照して術中および術後の経過などを調査します。具体的には、手術時年齢、性別、体重、身長、合併症、既往歴、現病歴、降圧薬内服の有無、5-ALA投与量、術中低血圧の有無、術中昇圧薬投与量などの情報を収集します。

4.個人情報の取り扱いについて

本研究で得られた個人情報は、外部に洩れることのないように厳重に管理します。研究成果の発表にあたっては、患者さんの氏名などは一切公表しないこととします。データ等は、千葉大学医学部麻酔科学図書室の鍵のかかる棚で保管します。

5.研究に診療情報などを利用して欲しくない場合について

ご協力頂けない場合には、原則として結果の公開前であれば情報の削除などの対応をしますので、下記の窓口にご遠慮なくお申し出ください。

文部科学省・厚生労働省による「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づいて掲示を行っています。

研究実施機関 :千葉大学医学部附属病院 麻酔・疼痛・緩和医療科
本件のお問合せ先:医学部附属病院麻酔・疼痛・緩和医療科
         医師 山田 高之
         043(222)7171 内線6774