医局案内

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入局のご案内

私たちと一緒に働く仲間を募集しています

やる気があれば、今の時点で優秀かどうかは全く問いません。医局員同士、外科医や看護師ときちんとコミュニケーションを取る能力と協調性は求められます。
男女の差別はなく、それぞれの立場や状況は配慮されます。出身大学による差別もありません。研究志向でも臨床志向でもOKです。

1) エビデンスに基づいたレベルの高い専門的な麻酔科の研修をおこないたい
2) 麻酔科専門医になるつもりは無いが全身管理を身に付けたい
3) 当大学での先進的な麻酔・全身管理を短期間研修したい

このように考えている方々に対し、当科では、以下のようなプログラムを用意しております。興味のある方は、医局の石橋までご連絡ください。
このようなプログラム終了後も、当科あるいは関連施設(CAN)に就職し、診療・教育・研究を継続することが可能です。

 千葉大学では、やる気があれば、子育て、介護などで専門医や大学院などを含めた大きな意味でのキャリアが中断、途絶してしまうことがないよう、ひとりひとりの人生のさまざまな局面に対応したキャリアプランにより、医局員ひとりひとりがよりよいライフワークバランスを実現できる環境を目指しております。2022年度も男性医師一名が育児休暇を八か月取得しております。

 また医局一丸となって、それぞれの意見を大切にし、あらゆるハラスメントのない透明性の保たれた職場を目指しております。

日本麻酔科学会専門医習得プログラム

周術期の患者を安全に管理、また予後を改善し、かつ患者の苦痛を軽減することが麻酔科医の使命です。これらはエビデンスの集積によりレベルの高い麻酔の難易度は年々上昇しております。高度な使命を確実に遂行できる麻酔科専門医を育成するため、当科では原則として初期研修終了後の5年間に対し以下の研修プログラムを設定しています。

プログラム到達目標

  1. どのような手術に対しても、どのような患者に対しても適切な麻酔管理・周術期全身管理を自ら計画し実行できる
  2. 患者の苦痛を予防するあるいは軽減するための最善の処置が行える
  3. 日本麻酔科学会認定の麻酔科専門医を取得する

プログラムの概要

上記到達目標を達成するため、日本麻酔科学会で定めた『術式・診断名別麻酔実施到達目標』で実施が必須あるいは望ましい症例をバランスよく経験し、それらの症例を通して日本麻酔科学会の定める『基本手技ガイドライン』の確実な習得を行います。これらの症例や手技の経験は大学病院のみでも可能ですが、より患者や地域へ密接に関与しつつ麻酔科医としての自立を図るため、関連施設(CAN)でも研修を行います。クリティカルな状態にある患者を遅れることなく適切に蘇生できる能力を身につけるため、特に、気道管理、救急医療、ACLS や PALS への習熟度を高めるプログラムも用意されています。

原則的には、
1) 1年目は千葉大学医学部附属病院にて、上級医師の指導のもとで全科の麻酔を経験します(約150-200症例)。研修医によって初期研修時の麻酔経験に差があるため、個々の研修医のレベルに合わせた研修内容となるように配慮しています。

2)2-3年目は、大学病院ばかりでなく、一般総合病院での麻酔管理、救急医療・集中治療、循環器麻酔管理、小児麻酔管理、産科麻酔、緩和医療などを関連施設(CAN参加施設)あるいは協力施設で経験します。

4年目の研修の仕上げは大学病院にて行います。関連施設で十分経験できなかった領域の研修を行うとともに、より重篤な合併症を有する患者やより緻密な麻酔管理を要求される手術の麻酔管理をひとりで行います。また、1年目研修医に対する指導を通して、自らの知識の曖昧さを正し、他人に正確に知識・技術を伝える能力を向上させます。これらにより麻酔科専門医試験受験の準備を確実なものとしていただきます。
研修計画は、個人との話し合いや研修医会議で計画・修正します。研修計画は、個人的な事情(大学院進学、育児、留学など)や希望も考慮されます。当科あるいはCANにより開催させる臨床セミナーは、臨床医学知識をアップデートするためばかりでなく、麻酔科専門医試験受験対策としても役立つはずです。専門医取得後もシニア研修などを通して小児、心臓、産科、緩和ケア、ペインなどそれぞれのサブスペシャリティに合わせてさらなる研修を実施できる環境を整えます。

研修中の身分

大学病院での1年目は、千葉大学医学部附属病院が規定する後期専攻医として待遇されます。2-3年目は選択する研修施設で規定する身分で待遇されます。2年目以降で大学病院に勤務する場合は、基本的に千葉大学医学部附属病院が規定する医員以上の身分で待遇されます。

日本麻酔科学会認定医習得プログラム

将来麻酔科専従医になるかどうか決めていないが興味がある、あるいは麻酔科専従医になるつもりはないが全身管理や麻酔管理を短期間で習得したいと考えている内科系・外科系志望医師に対する2年間の研修プログラムです。
途中で、専門医取得プログラムに変更することも可能です。

プログラム到達目標

  1. コントロール不良の大きな合併症の無い患者の標準的な手術に対する適切な麻酔管理・全身管理がひとりで行える
  2. 自分ひとりでは麻酔管理・全身管理できない症例を見極めることが出来る
  3. 厚生労働省認可麻酔科標榜医を申請し、日本麻酔科学会認定医を取得する

研修中の身分

1年目は、千葉大学医学部附属病院が規定する後期研修医として待遇されます。
2年目以降で大学病院に勤務する場合は、千葉大学医学部附属病院が規定する医員の身分で待遇されます。
2年目に他施設で研修する場合は、選択する研修施設で規定する身分で待遇されます。

専門医習得を目指す他施設所属医師に対する研修プログラム

基本的に他施設に所属し麻酔科専門医取得を目指しているが、その施設では不足している研修項目が存在する場合、当院で研修することも可能です。
期間は原則1年以上とし、身分は千葉大学医学部附属病院が規定する医員で待遇されます。

ご連絡は  麻酔科医局秘書 chibamasui_ikyoku(ここにアットマーク)yahoo.co.jp にてお待ちしています