教育

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麻酔科初期研修

何事も最初が肝心!

麻酔科での初期研修では、患者さんの『苦痛を和らげ、いのちを守る』という医療の原点を学んでほしいと願っています。
研修では、気管挿管などの手技が出来るようになることを第一の目的としがちですが、『患者さんときちんとコミュニケーションをとる』、『患者さんをしっかり診る』、『患者さんを適切に治療する』という医師としての基本的姿勢を身に付けることが大きな目標となります。
指導医のもとで手術室での麻酔管理を自ら担当することによって、また、重篤な合併症を有する患者の麻酔管理を介助することによって、周術期患者の全身管理を学んでいただきたいと思います。
ペインクリニック外来や緩和ケアチームの回診などでは、苦痛を和らげることがどんなに患者さんのQOL向上につながるかを体験していただきます。

特に初期研修医の方々は、技術や知識のレベルが研修時期により大きく異なりますので、それぞれの研修医のレベルや希望に合わせた研修内容になるように努力しています。
しかし、研修を有意義にするか否かは、研修医自身のやる気にかかっています!
どうせ、数ヶ月研修するのなら、ぼーっとすごすのではなく、たくさんの知識と経験を得るように、私達麻酔科スタッフと、がんばってみませんか!?

研修の実際

手術室での麻酔研修

第1週目:当科の麻酔マニュアルに沿って講義(1、2年目共通)

第2週以降:麻酔管理担当あるいは介助
1年目の研修医は、麻酔のマニュアルから出題される簡単なテストに合格してから実際の麻酔を担当することとなります。
平成21年度までは、研修期間中、全ての症例で術前訪問を含め麻酔科スタッフが付ききりの状態で麻酔管理を担当してきました。
平成22年度から、必修選択科目となることに伴い、平成22年度以降は、研修医が十分に勉強し、麻酔科スタッフが問題ないであろうと判断した時点で、麻酔科スタッフのつききりでの麻酔管理をやめ、研修2年目と同等の研修を受けることになります。
このことは、21年度までの1年目の研修医が担当していた症例よりも多くの症例を担当する機会ができることにつながります。
ただし、これは一律に行われるものではなく、習熟度・研修期間によって各個人の麻酔担当症例が異なることになります。
翌週の月曜日に前の週に担当した症例の簡単なレポートを提出し、初期研修担当スタッフとともに症例を振り返り、問題点・改善点等を話し合い、より深く症例の理解をしていただきます。

2年目の研修医は、合併症を有する患者や産科麻酔など特殊な麻酔管理も麻酔科スタッフの監視下に積極的に担当していただきます。
将来麻酔科医を目指す研修医は、麻酔科専門医としてのイントロダクトリーコースとなります。
研修期間中、人形を使って通常の気管内挿管の練習や、トラキライト・ファストラック・気管支ファイバースコープなどを用いた気管内挿管の練習を行い、患者さんでの実施が円滑に行えるように備えます。

外来・病棟研修

研修1年目では研修期間のうちの1週間を外来や病棟の実習・見学としています。

ペインクリニック外来では癌性疼痛や慢性疼痛の治療について学び、麻酔科や精神神経科、リハビリテーション部、看護スタッフなどで構成されている院内緩和ケアチームの回診に参加することで、チーム医療と緩和医療の重要性と認識していただきたいと考えています。

この期間中には、他施設にないユニークな困難気道外来を見学していただきます。
この外来には、周術期の気道確保に問題があると考えられる患者さんや実際に問題があった患者さん、睡眠時無呼吸症候群患者さんの診療を行っております。
上気道生理や気道評価の基礎を身に付け、その重要性を学び麻酔管理や全身管理に役立てることを目的とします。

抄読会や講習会・勉強会

抄読会の担当

初期研修医は、毎週月曜日に行われる医局会において、麻酔に関連した論文の抄者を担当していただきます。
研修期間中に2-3回程度担当することになりますが、英語の論文を分かりやすく正確に紹介する能力は、臨床医としても最新の医療知識を維持する有力な武器となるでしょう。

AHA公認の講習会について

当科の医師を中心としてAHA公認の日本ACLS協会58番目の支部「千葉トレーニングサイト」があります。
その後の臨床に生かして貰いたいと、当科研修中に希望者にはBLS(basic life support)を受講してもらっています。
平成20年度の初期研修医はほぼ全員が受講し、優秀な成績でBLSの資格を取得しています。
サイトでは更にACLSコースやPALSコースを開催しています。

ご連絡は

研修担当係:磯野(shirohisono(ここにアットマーク)yahoo.co.jp)にてお待ちしています