教育

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麻酔科後期研修

それぞれが納得できる研修を行います

当科では多くの優れた臨床医や研究者を輩出した経験と実績を生かし、かつオープンに様々な意見を取り入れつつ、それぞれの研修医が納得のいく研修を目指しています。先進医療を担う大学病院としてバラエティーに富む症例の麻酔経験が可能です。

当科入局1年目は、一例一例をよく考えながら麻酔管理・全身管理を行うことが重要だと考えます。すべての麻酔管理は麻酔科上級医の指導下で行われます。術前に自ら立案した麻酔計画を上級医と相談し、さらに当日朝の症例カンファレンスでプレゼンテーションし、軌道修正します。同じ症例に対しても、様々な考え方やより良い方法があることを学びます。
麻酔実施中にも患者の全身状態や手術の進行状況により、上級医と相談の上、臨機応変に麻酔計画を変更していきます。術後回診では、自分で行った全身管理や疼痛管理が適切であったか振り返ります。

研修医が多く集まったり、入局時の麻酔経験に個人差がある場合、研修内容にばらつきが生じてしまう危惧もあります。これを避けるため、各自の経験症例の内訳を毎月リストアップし、それぞれの受け持ち上級医と毎月の研修目標を立て、週間麻酔予定組みに反映させるようにしています。
後期研修医、それぞれの受け持ち上級医と研修担当医によるミーティングでは、研修の進行状況や問題点などを話し合いながら調整・軌道修正しています。
1年間の後期研修が終了するまでには、バランスの取れた麻酔・全身管理経験ができるような研修システムになっています。当科の研修プログラムは、こちらをご参照ください。

さらに、年間を通して行われる様々なセミナーによって、しっかりとした医学知識に基づく麻酔・全身管理が可能となるでしょう。しっかりとした麻酔管理・全身管理の土台を1年目に築いてこそ、その後の関連施設での研修でさらに実力をアップできます。
私たちは、Chiba Anesthesiologists Network (CAN)の中心的施設として、後期研修終了後も一貫した専門教育を行います。

生活の基盤を安定させることも、より満足度の高い研修には欠かせないと思います。CAN参加施設などの関連施設の協力を得て、週1日の外勤麻酔による報酬と後期研修医としての大学病院からの給与を合わせると、十分な収入を得ることが可能です。
外勤麻酔も、必ず麻酔科専門医の指導下で行われ、不幸な麻酔事故などを起こさないように配慮されています。

【ご連絡】

千葉大学医学部附属病院 麻酔科医局
TEL:043-226-2155 FAX:043-266-2156
メール:麻酔科医局秘秘書 chibamasui_ikyoku(ここにアットマーク)yahoo.co.jp