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認定看護師のメッセージ

2005年度入職 周産期母性科(みなみ棟2階)所属 不妊症看護専門 Y.Y.

患者さんが治療に対し、前向きになれるサポートを

助産師として就職した後、長期不妊治療後に妊娠した高齢妊婦を担当しました。
その時知ったのは、子どもを得ることの難しさと不妊治療中の期待と不安。
そこで妊娠・出産だけでなく、妊娠を希望する方に対して支援することはできないかと考え、不妊症看護認定看護師を目指すことを決めました。
私が今所属するのは周産期母性科。助産業務に携わりながら、不妊症看護認定看護師として 不妊治療中の患者面談や治療後の妊婦さんの精神面の支援を行っています。
不妊治療における様々な悩みや不安に対し、適切な情報を提供する。
その上で、その人らしい選択や生き方ができるように自己決定を支援することを目指しています。

多様性の時代に、看護師としてできること

仕事をする上で大切にしているのは、「リプロダクティブヘルス/ライツ」の概念です。
これはすべてのカップルと個人が自分らしく自由に、子どもを産む選択や産む時期、子どもの数を決めることができること、そして不妊治療を含めた生殖、性に関する適切な情報を得られる権利を指します。
不妊治療は必ずしも妊娠に至るとは限らないため、身体的にも精神的にもつらい治療となることも少なくありません。
だからこそ、治療結果にかかわらず、治療時期も含めて自分らしい選択だったと肯定的に思ってもらえるようなサポートを日々心がけています。

なりたい自分を応援してくれる環境がある

不妊症看護認定看護師としての活動は始まったばかり。
今後はその役割を広く知ってもらう活動をしたいと考えています。
また、不妊治療のほか、性と生殖に関連した諸問題に対して、医師や他職種と連携した相談窓口になるのも目標の一つです。
千葉大学病院看護部は、「なりたい」「やってみたい」という想いを組織全体で後押ししてくれます。
自分はどんな看護師になりたいのか。
皆さんにはいつも夢や目標を持って看護に携わってほしいと思います。

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