
助産師を目指したきっかけは、高校生の頃に初めて手術を受けた際、不安を抱えていた私に優しく声をかけ、手を握ってくれた看護師の姿に感謝の気持ちを抱き、人に寄り添える看護師になりたいと思うようになりました。看護大学3年次の領域別実習では、初めて出産に立ち会う機会がありました。その際、母親だけでなく、父親や医療スタッフ全員が一丸となってお産に向き合う姿、そして助産師が懸命に寄り添いながら行う看護ケアに感銘を受けました。この出産という貴重な機会に携わることができる助産師という職に強く魅力を感じ、目指すようになりました。
産科病棟で勤務しています。業務内容は日によって異なりますが、主に病棟担当、分娩担当、新生児室担当の3つの役割を担っています。病棟担当では、妊婦さんや褥婦さんの身体的・精神的な状態の確認、NSTモニターによる胎児健康状態の把握、産後の回復支援、育児手技の獲得の支援などを行っています。分娩担当では、ご家族にとって満足のいくお産となるよう、バースプランに沿って出産をサポートしています。新生児室担当では、新生児の健康管理に加えて、育児手技の獲得に向けた指導を行いながら、褥婦を担当する助産師と連携して、沐浴指導や退院指導を行っています。
新人助産師として、6月頃に分娩介助練習の技術テストに合格した後は、先輩がすぐ後ろで支える「二人羽織」のような手厚いサポートを受けながら技術を習得しています。一つ一つのお産について振り返りのチェックシートを活用し、課題を克服しながら自信をつけていく中で、徐々に先輩からのサポートが減っていく流れになっています。患者さん一人ひとりのお産の進み具合や状況が異なるため、最初は助産診断をしながらケアを行うことが難しかったものの、振り返りを通じて学びを深め、課題を克服しています。
助産師として出産と育児という人生の一大イベントに関わる自覚を持ち、患者さん一人ひとりのニーズや悩みに合わせて寄り添い、サポートすることを最も大切にしています。患者さんから感謝の言葉や笑顔をいただいた時にはやりがいを感じ、新人助産師としてできることが増え、自信もついてきましたが、先輩方から学ぶことが多くあります。毎日業務前の行動調整や一日の振り返りを通じて、自身の知識やアセスメント力の不足を実感し、日々努力を続けることの大変さも感じています。
実習や課題、就職活動、国家試験の勉強などで多忙な日々を過ごしていると思います。私自身も新社会人として大変だと感じることもある一方で、患者さんとの関わりや先輩のアドバイスを通じて、日々成長とやりがいを実感しています。それぞれが目指す将来像に向かって諦めずに頑張ってほしいと願っています。