
大学病院への復帰のきっかけは、元上司から声をかけていただいたことがきっかけで、千葉大学病院に戻ることになりました。当時は、まだ小さな子どもがいたため、働けるかどうか不安もありましたが、福利厚生が非常に充実していることや、上司の言葉や多様な働き方があると説明を受けたことが後押しとなり、復帰を決意しました。
以前は消化器系や心臓血管外科の外来で勤務していましたが、現在は、血液内科と膠原病内科の外来を担当しています。血液内科に異動してから、造血幹細胞移植後の患者さんへの継続的なケアに関心を持つようになり、「移植後長期フォローアップ外来(LTFU外来)」を担当するための研修を受け、資格を取得しました。現在は、月に3~4回LTFU外来を担当して10名以上の患者さんに対して看護面談を行っています。患者さんにできるだけ寄り添い、訴えや言葉をまずはしっかり受け止め、否定せずにその上で指導につなげていくことを大切にしています。たとえ患者さんの認識に誤りがあった場合でも、まずは受け入れる姿勢を持つことを心がけています。
外来では患者さんがすぐに帰宅されるため、限られた時間でアセスメントを行わなければならない点が大変だと感じています。また、病気だけでなく生活背景や価値観も様々な患者さんがいらっしゃる上、大学病院には複数の合併症を抱えた患者さんも多いため、教科書通りにはいかず、看護の難しさを感じます。一方でやりがいを感じるのは、自分の看護介入によって患者さんの困りごとやつらい症状が改善したとき、そして患者さんから感謝の言葉をいただいたときです。
千葉大学病院の外来には、さまざまな疾患を抱える患者さんが来院されるため、幅広い知識を学ぶことができると感じています。私は以前、訪問看護の経験がありますが、ここでの経験は、将来再び訪問看護に戻ったとしてもきっと役立つ、スキルアップの機会になると考えています。大学病院は、最新の技術や知識に触れられることに加え、さまざまな診療科があるため、専門性の高い分野で学ぶことができ、やりたいことが必ず見つかる環境だと思います。私自身も、もともと興味がなかった診療科で働いてみたところ、思いがけずやりがいを感じるようになり、スキルアップにもつながりました。看護師としてキャリアを積んでいきたいと考えている方にとっては、大学病院や大規模病院での経験を一度はしておくべき、非常に大切なステップだと思います。