
2025/11/05
2019年から院内急変の減少とICUの再入室を減らす目的でCCOT(Critical Care Outreach Team)の活動を開始しました。メンバーは救急看護認定看護師と慢性呼吸器疾患看護認定看護師、集中ケア認定看護師で構成され、週2回のラウンドを実施しています。
当院では、急変リスクの評価にはNEWSを活用しており、病棟でも日常的に患者さんの状態を把握するツールとして使用され、急変の早期発見やスタッフ間での情報共有、迅速な対応に役にたっています。CCOTの活動の中では急変対応に関する啓蒙活動も行っており、病棟看護師さんの意識の向上にも繋がっています。
また、ラウンドでは、病棟での様子を患者さんに直接伺ったり、病棟看護師さんが困っていることはないかを確認したり、時には認定看護師の視点からアドバイスを行うこともあります。ラウンドすることで患者さんが回復している姿を目の当たりにし、集中治療の重要性を改めて実感するとともに、患者さんの生命力の強さに感動し、その思いをスタッフとも共有しています。
この活動を通して病棟看護師さんの急変対応への関心が高まり、急変を恐れず対応できるようにすることが認定看護師としての使命だと思い活動しています。
病棟看護師さんと情報共有している場面