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2025/03/06

退職する看護師長の言葉

今回は、3月で定年退職する看護師長3名から、日頃大切にしている看護についてのメッセージです。日々の参考にしていただけると幸いです。

【看護師長➀】

私が仕事で一番大事にしていることは、”win-win”です。
私はもともとなまけ者で、隙あらば楽をしようと考える性質です。最も看護師に向かないタイプです。看護師は何でもやってあげすぎる!と、私は思います。もちろんセルフケア支援は必要なことですが、やってあげることが当た前になっていると、本人の主体性が損なわれることがあります。”win-win”は最適なケアを提供しつつ、自分たちも楽になる考え方です。

【看護師長➁】

私は千葉大学病院で約40年間働いてきました。長い歳月をこの場で過ごしてきて人との関わりの大切さを感じています。人生いろいろなことが起きますが、一緒に働いてきた仲間と共に喜んで、助けてもらって困難を乗り越えてきたように感じます。一人では解決できなかったことが皆で考えていけばなんとかなるというのが今までの人生経験から学んだことです。楽しいことを話したり、困ったことを相談できる人を大切にしてください。

【看護師長③】

私が日々意識していることは、「その一手間を惜しむな」ということです。

忙しい中、ここまで、としてしまったらもったいない。あとワンアクションが患者のため、そして自分に戻ってくるものだと思って日々実践しています。皆さんは大谷翔平のマンダラチャートをご存じでしょうか。これをやった時に、自分のコアの部分は「自分が気持ちよくいたい」ということでした。それが環境整備もしたい、看護の質もあげたい、患者さんにも気持ちよく過ごしてもらいたいといった行動に結びついているのだとわかり、面白いなと思いました。皆さんも看護の軸をお持ちだと思います。それを大切に育んでいってもらえたらと思います。

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