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2024/01/25

総合周産期母子医療センターの役割

本院は、県内で3施設のみが認定されている、総合周産期母子医療センターとして、分娩リスクの高い妊娠や高度な新生児医療に対応しています。産科病棟(助産師が配属)では、MFICU(母体胎児集中治療室)が6床設置されており、周産期医療の「最後の砦」として、飛び込み分娩や、急速に全身状態の悪化を招く産科出血等の受け入れもあり、緊急時においても多職種が連携してそれぞれの役割に応じた力を発揮できるよう、定期的にシミュレーショントレーニングを行っています。先日、「コードむらさき」(産科危機的出血対応のアクションコード)のシミュレーションを行いました。産科医師、助産師、救急部医師、救命救急センター看護師、輸血部、検査部が参加し、妊婦さんのシミュレーターを相手に、緊迫感のある様子で行われました。普段一緒に勤務していない部署同士や多職種が緊急時のシミュレーションを行うことで、それぞれの役割を認識し、「この言葉では伝わらない」「この処置の前に指示があったので先の行動が予測できた」など具体的なコミュニケーション方法まで振り返ることができました。

このように私たち助産師は、知識と技術を身につけながら、総合周産期母子医療センターとしての役割を最大限に果たすことができるよう、日々励んでいます。

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