2023/11/29
当院は三次救急対応の病院のため、重症患者さんが多く搬送されてきます。当院の救命救急センターはER(救急外来)とEICU(救命集中治療室)を運営しており、ERでの診療の後、入院が必要な患者さんがEICUに入院します。看護師はERでの救急看護とEICUでの集中看護の両方の看護を学んでいきますが、医師や多職種とのチームワークでそれぞれの力が発揮できるよう、日頃から勉強会やシミュレーションを行っています。
また、患者さんが救命救急センターに入院している期間は短く、数日で次の療養先に移動します。限られた時間のなかで情報収集を行い、看護上の問題をアセスメントし、意思決定を支え、患者さんを中心とした継続看護に繋げていくスキルも重要です。様々な背景を抱えた患者さんの数だけ看護も異なります。どんなに重症患者さんであっても、地域に住む生活者であることを忘れずに、患者さんに寄り添う看護をモットーとしています。
ERに患者さんが搬送されてきたら、多職種で協力して対応します。
(この場面では、看護師・医師・臨床工学技士が協働しています)
EICUの病室
患者さんに必要な医療や看護が次の療養先に繋げられるよう、限られた療養期間の中で多くの情報を得て対応します。