2022/08/17
患者支援部の役割は、
患者さん・ご家族の権利を尊重し、ご自身・ご家族の意向を踏まえた治療・療養が選択できるよう、意思決定を支援することです。
入院前看護師面談、外来相談を行う患者支援センターセクション、入院中の患者さんの転帰支援を行う入院患者支援セクションに分かれています。今回は、それぞれの業務について紹介いたします。
●患者支援センターセクション
【情報共有】
スタッフの予定の確認や、地域と連携した事例の共有をします。
【看護面談】
入院前の看護師面談を行って、病状を理解できているか、治療後の生活にサポートが必要かどうかを一緒に考えています。また、スクリーニングツールを使用し、せん妄や栄養状態、窒息嚥下のアセスメントを行っています。必要があれば、病棟担当のソーシャルワーカーに情報を引き継ぎ、入院中も支援が継続出来るようにしています。あんしんケアセンターへの連絡など地域の機関とも連携しています。
【外来相談】
外来相談は、ソーシャルワーカーと看護師が協力して外来通院中の患者さんの支援を行っています。経済・福祉相談と調整、治療継続のための療養生活環境調整、積極的な治療は行なわず症状などを和らげる治療方針になった場合の療養体制・療養先についての患者さん、ご家族の希望を聞きながら調整しています。
●入院患者支援セクション
【情報共有】
新規に相談があった患者について、チームメンバーで共有します。
【チームカンファレンスと地域連携】
チームには病棟担当のソーシャルワーカーと看護師がいます。ソーシャルワーカーは福祉的な視点、看護師は医療的な視点から患者さんの意向を踏まえ、協力して転帰先(転院・自宅など)でその人らしい生活が送れるように支援を行っています。また、必要な人に早期に支援が開始できるように、新入院の患者の情報収集を行い病棟での入退院支援カンファレンスに参加しています。退院後に訪問看護や訪問診療などが必要になる場合は、退院前カンファレンスにも参加しています。
患者支援センターセクション
入院患者支援セクション