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2021/06/28

「継続看護の視点でみる救命救急センターの看護師の役割」

 千葉大学病院では、本年1月に救命救急センターがOPENしました。救急車で搬送された重症患者さんは、救命救急外来を経て、併設されている救命救急ICU(EICU)に入院します。

救命のためには、的確な臨床判断と実践能力が必要となりますが、身体情報のみならず、その後の生活の質向上に向けて、職業、生活背景、価値観など患者さんを取り巻く環境に関しても、情報を得る必要があります。そのためには、医師や看護師、ソーシャルワーカー、医療事務などが連携し、効率よく情報を得る事がとても重要となります。

EICUで病状が安定すれば、数日でHCUや一般病棟に転棟します。その際には、継続される看護問題を引き継ぎます。たとえEICUでの入院期間が数日であっても、患者さんを生活者という視点で捉え、入院前に大切にしていたことを理解し、尊重した看護の実践が早期回復につながります。

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