千葉大学病院

看護部

 

今年度初めて新人看護師と新人医師合同で、静脈血採血の技術研修を行いました。これは静脈血採血を安全かつ的確に実施できる能力を養うことが目的ですが、『複数の領域の専門職者がそれぞれの技術と知識を提供しあい、同じ場所で共に学び、お互いで学び合いながら、お互いのことを学ぶこと』がもう一つの目的です。

ナーシングスキルでの事前学習・デモンストレーションの後、実施者・患者役・観察の3人1組となり研修スタート。

最初の1人目は緊張した面持ちながらも、患者役に丁寧に説明しシミュレーターで採血を行いました。採血針の使い方や採血方法等、指導者や観察者からコメントをもらい、一つ一つ納得しながら進めていました。1人3回採血体験を行い、最終回には手際も良くなり、患者役とのコミュニケーションもスムーズにできていました。終了後は「緊張しました」と素直な感想も聞かれ、グループでの振り返りも行い、自己の課題を認識した有意義な研修となりました。医師も患者役を経験することで、採血される時の緊張感を体感できたようでした。

配属部署では、今後も多職種協働で仕事を行います。その一端を経験することとなり、チーム医療の大切さも実感したようです。