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2020/12/22

新人さんの看護技術(静脈採血)習得の道のり

看護技術の中で最も緊張するものといえば、「静脈採血」と「末梢静脈留置針」ではないでしょうか。

今年度の新人さんは4~5月頃に「静脈採血」の中央研修を受け、その後、同期や先輩の腕を借りて練習したのちに患者さんへの実践を開始し、経験を積んできました。来年2月にはその経験を踏まえ「末梢静脈留置針」の研修が始まります。

 

 

 

 

 

 

 

外科病棟の新人さん(Aさん・Bさん)に現状について質問してみました。

 

Q「静脈採血」を実施する頻度は現在どのくらいですか?

 A・Bさん:夜勤で翌朝一番の採血がある時と、日勤で補完業務(患者の受け持ちはせずにケアを代行して行う役割)についた時に実施する事が多いですが、平均すると週1、2人位です。

 

Q「静脈採血」には慣れましたか?

 Aさん:初めはすごく緊張しました。初めて患者さんの採血をした時は、血管を触って消毒して触って消毒して…と繰り返してしまったのを覚えています。患者さんに“痛い”と言われたらどうしよう、血管が見えなかったらどうしようと不安でした。でも気合いを入れて頑張っています。

 Bさん:化学療法を行っている患者さんなど採血が困難な方もいて、今でも上手くいかないことがあります。初めのうちは1回目で上手くいかないと心が折れそうになりましたが、今は患者さんに“ごめんなさい”と思いながらも諦めずにもう一度挑戦しています。患者さんにゆっくり刺すと痛いと言われたことがあるので、刺入速度は遅すぎないよう心がけています。

 

Q今後は「末梢静脈留置針」の研修が始まりますがどうですか?

 Aさん:不安はありますが、今までは受け持ちの患者さんの点滴が漏れたときに刺し直しを先輩に依頼する必要がありましたが、研修後は自分で刺し直すことができるようになるので、患者さんを待たせずにすみます。早く自分でもできるようになりたいです。

 Bさん:うまくできるか不安です。採血は針先が血管に入ればいいけれど、点滴だともっと長く血管内に入れないといけないので大変そうです。でも経験しないとうまくなれないので頑張ります。

患者さんに正確で安全な技術を提供するために努力する、とても頼もしい新人さんでした。

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