ページタイトル画像

2020/08/26

IC同席の効果

患者・家族への病状説明(以下ICとする)時、意思決定支援における看護師の役割は、患者・家族の権利を護るために積極的に働きかけるアドボカシー(権利の代弁者)です。

NICU/GCUでは、1ヶ月以上入院されている児においては、月に1回ご家族へ病状説明する機会を設けています。その場には、基本的に看護師が同席し、同席できない場合でも、説明前後に関わりを持ち、家族の思いを確認し、ご家族に合わせて説明内容を補足しています。

 

今回は、NICU/GCUに入院されている児のご家族や看護師に、IC時に看護師が同席して良かったことについて聞いてみました。

【ご家族の声】

  ・子どものことを良く分かってくれている看護師がいてくれるのはありがたい。
 ・ 医師の説明を聞いていて、その場ではうなずいているけど、後になってやっぱり分からないとなった時に、看護師にどのような内容   だったのか確認できる。
 ・ 医師に聞こうと思っていたことを聞き忘れた時に、看護師を介して確認してもらうことができる。
 ・医師と自分達(両親)の間に看護師が居てくれる方が緊張しないし、医師に話しやすい、聞きやすい。

 

【NICU/GCU看護師の声】

 ・ 家族への説明内容を確認することができ、IC終了後に家族と振り返ることが出来る。
  ・IC時の家族の表情や反応を観察することができ、精神的なサポートの必要性を見極めることが出来る。

             

 医師、看護師、家族が共通した認識で児に関わり、育児指導等の退院支援につなげるためにも、ICは重要な機会となっています。

 

ページトップへ