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2020/06/26

新型コロナウイルス感染症の影響下での新人看護師研修

今年度は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、院内研修を一か所に集まる集合研修ではなく、できるだけ少人数で行う、あるいはWebでの研修に変更しています。

新人看護師の研修も同様で、入職したばかりの大事な時期なので、研修効果が上がるよう工夫しています。

例年は40名前後が集まってホールなどで半日から1日かけて研修を行っていましたが、1~2時間の研修に時間を短縮し、集まって行う場合も2~4名程度の少人数での研修を行うようにしました。また、講義を事前に撮影し動画配信する方法に変更しました。そうすることで、一堂に会しなくてもそれぞれの部署から好きな時間、空いた時間にインターネット上で受講することができます。部署には研修用のタブレットを準備していますが、インターネットの環境があれば、家でもみることができます。新人は時間を気にせず、繰り返し受講もできます。このような方法を活用しながら、学びの機会を確保できるように工夫をしながら取り組んでいます

また、今年度からは部署とも連携をとり、OJTでの研修にも取り組んでいます。部署での新人指導に使用してもらえるよう、看護技術トレーニングの実施要項・手順を共通のフォルダにあげ、部署での指導に活用してもらっています。以下に一例をご紹介します。

看護技術トレーニングⅠ【輸液ポンプ】研修内容

1)研修生の事前学習

研修日までにナーシングスキルの手順、注意事項、基本事項、映像を確認し、テストを受ける(テストは満点を取るまで実施する)。

2)準備物品

ナーシングスキル「手順」の必要物品を参照し、演習用薬剤は生理食塩液50mlまたは100mlを使用し、テスト患者用注射指示書を発行して用いる。

3)技術演習

ナーシングスキルのチェックリスト、院内ホームページ上の輸液ポンプ使用マニュアルを用いて手順確認を行う。その際、下記の3点は、指導者と研修生で必ず共有する。

・積算クリアの方法は別途説明と実践

・輸液ポンプを外した際のフリーフロー現象の予防方法

・輸液ポンプと自然滴下の並行使用のリスク

4)修了後

部署の技術チェックに沿い自立に向けて取り組む。

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