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2020/02/03

第6回 褥瘡対策チーム

今年度は、専門医療チームの活動のなかでの看護師の役割などをご紹介頂きます。

第6回 褥瘡対策チーム

褥瘡対策チームの活動に褥瘡回診があります。回診は月2回行っており、メンバーは皮膚科・形成外科医師、看護師(皮膚・排泄ケア認定看護師)、薬剤師、栄養士、理学療法士、臨床検査技師で構成されています。

褥瘡回診で患者さんの元へ訪問すると、医師と看護師で創部の評価を行い、薬剤師は使用薬剤のアドバイス、栄養士は食事や経管栄養内容の確認、理学療法士はマットレスの適正やポジショニング方法の指導や提案、とそれぞれ自身の役割や専門性を発揮し、患者さんにとって最適な治療やケアプランを病棟のスタッフへ提案しています。病棟からの相談も多く、褥瘡の予防や改善に貢献しています。

褥瘡の発生要因には、体圧、摩擦とずれ、低栄養、循環不全など多岐にわたることから、褥瘡対策はさまざまな視点からアセスメントし、介入する必要があります。他職種それぞれの専門分野の知識を提供し合えることは、褥瘡対策において質の高いケアにつながっています。

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