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2019/08/20

臨床看護アドバンスコース研修

臨床看護アドバンスコース研修は、看護実践が難しいと感じた症例を「本院の理念に沿った看護とは?」「患者の権利を擁護した看護とは?」という視点から検討し、対象の持てる力を活かした看護援助を考える研修です。今年度も講師に千葉大学大学院看護学研究科の山本利江先生をお招きし、全6回開催しました。参加者はキャリアラダーⅢ・Ⅳのスタッフ計6名で、それぞれが看護実践で困難と感じた症例を持ち寄り、1事例ずつ検討しました。
研修では、はじめに情報の整理・アセスメントを通じて対象を理解し、参加者で合意できる患者像を描いた後、患者像をもとに看護援助を検討しました。事例検討を通じて以前との見え方の違いを出し合い、事例検討での学びを今後どのように看護実践につなげていけるか話し合いました。
全研修を終えた参加者からは「理念は簡潔な言葉でまとめられていて、いざ読み解いてみると難しかったが、理念に沿って看護を提供できることは病院にとって必要なことだと思う」「患者の尊厳を考えるときには、認知機能が保たれているときの発言や入院前の背景をとらえて、この患者にとっての価値観を考えることが重要であると再認識した」といった意見が聞かれ、参加者にとって学びの多い研修となったようです。
研修を通して皆さんも「看護とは…」を一緒に考えてみませんか?

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