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2019/07/29

BLS研修

正しい1次救命処置を実践できることを目標に、70名の新人看護師が3日間に分かれて受講しました。救急看護認定看護師による講義編では、BLSの手順だけでなく、実際の事例を元に患者の予後にとってBLSがどれだけ重要であるかが話されました。また、入院患者にとって看護師の観察とアセスメントが、心停止を回避する一番重要な手段であるというメッセージも伝えられました。
演習は、4〜5人のグループでシミュレータを使用して行いました。病棟の患者さんを想定し、急変現場の発見から、MET(Medical Emergency Team)コール、救急カート・AED・自己膨張式バッグの準備などをして、胸骨圧迫を開始します。各グループが段々熱を帯び、徐々に声も大きくなって、全員が真剣に演習を行っていました。各グループの指導者の中には千葉市消防隊の方もいて、病院とは異なる現場での体験談もまじえながら、丁寧に指導していただきました。
病棟ですでに救命処置に遭遇したことのある新人は、「次はもっと主体的に動けるかもしれない」と話していました。今回学んだ知識や技術を定期的に復習することで、急変現場で何が起きているかを素早く理解し、その場で自分に何ができるかを考えることができるようになっていくでしょう。

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