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2019/04/09

アレルギー疾患拠点病院としての小児アレルギーエデュケーターの役割

国民の約半数が何らかのアレルギー疾患をもつ時代となり、アレルギー疾患をもつ人の生活の質の維持向上と疾患の予防のために、アレルギー疾患対策基本法が成立し、当院は千葉県のアレルギー疾患拠点病院に指定されました。小児アレルギーエデュケーター(PAE:pediatric allergy educator)は、日本小児臨床アレルギー学会に認められた看護師・薬剤師・管理栄養士です。
僕は、アレルギーの勉強会参加をきっかけに看護師4年目で資格を取得しました。
主な活動はアトピー性皮膚炎のスキンケアや喘息の吸入方法、食物アレルギーの緊急時対応などを患者さん・ご家族に説明しています。助産師と一緒にスキンケアの院内研究、治験のサポートも行っています。また、院内だけではなく県内のPAEと連携して活動しており、調整役を担っています。
自治体や学校関係者、他の医療者向けのセミナー依頼が年間100件を超え、県内PAEで分担し実施しています。
いろいろな病院で治療してきた重症アトピーの患者さんが、指導によってつるつるのお肌になってきた時には、とてもやりがいを感じます。
PAEの活動に対するニーズは、年々高まっており、拠点病院のPAEとして千葉県のアレルギー診療に貢献していきたいと考えています。

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