ページタイトル画像

2019/03/05

新生児集中ケア認定看護師

今年度は、専門看護師、認定看護師のみなさんに現在取り組んでいらっしゃることをご紹介頂きます。

第11回 新生児集中ケア認定看護師
***
現在、NICU/GCUに所属し活動しています。当部署には、早産児や、重症新生児仮死、染色体異常児などが入院しています。早産児であればあるほど後遺症のリスクが高くなる可能性があり、看護師のケアがその後の児の成長や発達に影響を与えるとも言われています。そのため、看護の専門的な知識や技術を求められることも多い部署です。
そんな中で認定看護師として、スタッフ教育に力を入れています。その一例として、急変時の冷静な判断や適切な処置を行うことができるよう新生児蘇生法「一次」コースを開催し、スタッフの適切な蘇生処置技術や急変時対応能力の向上を目指しています。さらに新生児蘇生法「一次」コースの認定を取得した看護師を対象として、毎月新生児蘇生法「スキルアップ」コースを開催し、文字通り、急変時対応能力がスキルアップし続けられるよう支援しています。この研修には、当部署スタッフのみならず関連部署のスタッフも参加しています。
また、後遺症のない生育を目指して、スタッフ皆が同様に質の高い看護を提供できるよう部署ではペアナーシング制度を導入し、複数のスタッフで起こりうる合併症を予測し、対処できるよう心掛けています。今後も、障がいをもった児と生きていく家族に対し、障がいの受容と愛着形成支援、社会資源・制度の紹介、医療的ケアの手技習得支援、在宅移行の意思決定や継続支援の確保などをとおして、優しいケアを実践していきたいと考えています。

ページトップへ