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2018/11/16

院内看護研究発表・活動報告会

11月10日、約150名の看護師が参加する中、看護研究3題、活動報告11題の発表がされました。
はじめに、吉川看護部長の挨拶では、昨年度からの「千葉大学医学部附属病院をフィールドとして行う看護研究の倫理審査に関する申し合わせ」に基づき、看護研究は「侵襲」と「介入」の有無によりレベル分類した上で、「看護研究倫理支援委員会」の支援のもと承認されたものとのお話がありました。
今年度、発表された看護研究は「特別個室病棟の看護の特徴」「術前呼吸器訓練の患者認識と行動」「複数診療科病棟のホワイトボードを用いた学習方法」に関するものでオリジナリティーある研究でした。活動報告では、感染およびインシデントの予防、禁煙意欲、クリニカルパス、患者カンファレンス、看護師の育成などに関して報告がされました。なかでも、ICU/CCUからは、「リハビリチャート導入」「救急外来での振り返りシートの活用」など3題が発表されていました。活動報告や質疑応答では、共通の課題を持つ者どうし活動への熱意が伝わってきました。
発表後、千葉大学大学院看護学研究科の中山登志子教授が、看護研究の意義、研究目的を達成するための適切な方法、対象者への倫理的配慮、プレゼンテーションの4つの視点で、一つひとつの研究ついて講評して下さいました。また、活動報告についても、活動の意義と更なる改善点から、全報告に詳細な講評を頂きました。
参加者は、他部署での研究や活動を知り、日々の業務改善に役立つヒントをもらったのではないでしょうか。もちろん発表者は、科学的根拠に基づいた看護実践を行うため、臨床においての看護研究能力やプレゼンテーション能力を高める一助となったことでしょう。

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