SA養成の概要
医学生への教育
本事業では高度な基礎研究・臨床研究能力を有する研究医を育成し、それら研究医が将来、研究チームのリーダーとなって質の高い臨床研究を実施することを目標としています。また、医学生の臨床実習の充実も目標としています。そのために、①Student Assistant(SA)の養成、②医学生の臨床実習の充実の2つの活動を進めていきます。
1. Student Assistant(SA)の養成
基礎研究・臨床研究に携わる医師を育成するため、免疫学などの基礎研究に紐づくワクチン開発やがん治療などの再生医療製品の開発研究への関与を希望する学生をStudent Assistant(SA)として募集します。また、臨床実習では、臨床現場などでの学びの支援を行います。
SAに採択された後は、基礎研究・臨床研究の現場に参加するほか、携わった研究について発表などを行います。また臨床実習中および準備教育において、下級生に臨床実習の要点、進め方を伝達し、臨床実習教育の支援を行います。
参考
2. 医学生の臨床実習の充実
医学生が安全に効果的な臨床実習を経験できるよう、次の4つを実行します。
- 臨床実習生(6年生)のStudent Assistant(SA)としての教育参画
- SAが臨床実習開始間もない下級生に対して臨床実習の要点、進め方を伝達し、臨床実習教育の支援を行います。
- 指導医への医行為安全管理の支援強化
- 医行為等臨床実習の安全を取り扱う指導医向け研修を新設し、安全の要点をe-learningで閲覧できるよう整備します。
- 「医行為トラブルシューティングマニュアル」の作成
- 侵襲性が高く、経験率の低い医行為を中心に、起こりうるトラブルとその回避・対応手順をまとめたマニュアルを作成し、院内に周知します。
- 標準的な医行為手順の共用化
- 学生が事前学習できるよう、体制を整備します。