RA/TA養成の概要
質の高い臨床研究を実施するためには、それら研究をリードする研究医を育成することがとても重要です。本事業では、Research Assistant(RA)、Teaching Assistant(TA)の制度を活用し、研究医の育成を行います。
これまで研究医が行っていた業務の一部をRA/TAに委嘱し、RA/TAは指導医の下、研究に携わり、研究手法を学びます。また、本事業で策定するFaculty Leadership Programやハッカソン(チームによる模擬プロジェクトの演習)を受講し、研究に関する基礎知識の習得を目指します。同時に、本事業で募集する医学部生のStudent Assistant(SA)などへの指導を行い、屋根瓦方式の指導体制を実現することで、若手研究医の効率的な育成を推進します。
Faculty Leadership Program
研究医の養成にあたっては、Faculty Leadership Programを策定します。本プログラムでは、ヘルシンキ宣言やベルモントレポートなどの倫理規範やICH-GCPなどの薬事規制について学んでいただく他、基礎研究を背景とした、作用機序に基づいた医薬品等の開発を計画できる人材の育成を目指しています。また、研究実施計画書の作成、研究の進捗管理、データ管理、統計解析などを実践的に学び、これら業務を自ら実施できることを目標に研究医への教育を行います。