難病・老年医学、がん、精神・神経分野

本事業では、難病・老年医学、がん、精神・神経分野において免疫学を基盤とした医薬品や再生医療等製品の開発を国内外に展開していくことを目的とします。千葉大学は、特にがん領域においてiPS技術を活用した治療法の開発や重粒子線施設と連携した医師主導治験を実施しています。これらの領域について、国内外のアカデミア・企業と連携し、臨床試験ネットワークを構築することで、国際共同臨床研究を実施できる体制を整備します。将来的にこれらを基盤とした研究プラットフォームである難病研究開発コンソーシアムを国内外へ発展させ、次の研究への展開を目指しています。
本事業に関連する臨床研究の一覧
難病・老年医学分野
間質性肺炎を合併する初発抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎患者を対象とした、triple therapy・トファシチニブ併用療法の安全性と有効性を検討するシングルアーム・第Ⅱ相試験(STTRIDE試験)
がん分野
肝細胞癌に対する重粒子線治療後の補助療法としての アテゾリズマブ+べバシズマブ併用療法の 安全性と有効性を評価する第Ib/II相臨床試験
精神・神経分野
クロザピン誘発性流涎症に対するデキストロメトルファンの有効性に関する多施設共同医師主導治験(第Ⅱ相試験)