千葉大学医学部附属病院 検査部
Division of Laboratory Medicine, Chiba University Hospital
 
検査技師長より

 千葉大学医学部附属病院 検査部のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。一言ご挨拶申し上げます。
 近年の医療技術の進歩には目覚ましいものがありますが、臨床検査に関しても例外ではありません。かつて大変な手間と時間をかけて分析していた検査が、新しい分析技術や装置の登場によって短時間で正確に結果が得られるようになりました。このことは検査室のみならず患者さんにとっても大きなメリットをもたらしました。すなわち、診察の前に採血や採尿を済ませて、その結果に基づいて診察を行う「診察前検査」が可能となり、これによって診断はもとより、治療に対する効果判定や 副作用の監視が素早く行えるなど、より最適な医療の提供が可能になりました。また、従来は測定が困難であった微量物質などの特殊検査も正確に分析できるようになってきています。
 このように現代の臨床検査は長足の進歩を遂げています。しかし、正しい結果を得るためには、血液などの検査材料の取り扱いや処理、検査試薬の調整、検査機器の管理、分析結果の評価などを適切に行う必要があり、臨床検査の専門家である臨床検査技師のチェックによってその「正確性」、「妥当性」は担保されます。
 大学病院の役割には、診療、教育、研究の3本の柱がありますが、当検査部にも同様の役割が期待されています。我々は大学病院としての極めて高度な医療を支えるために、日常診療に必要な検査情報を迅速・正確に報告しています。また、より専門的な資格の取得にも努めており、千葉大学病院の臨床検査は高度な専門家集団によって提供されています。教育面では臨床検査技師養成校からの実習生の受け入れとともに、院外への研修プログラムを実施し、先進医療を担う医療人の育成にも貢献しています。加えて、臨床検査のさらなる発展に寄与するべく、分子病態解析学講座やマススペクトロメトリー検査診断学などと連携して、 新しい検査法の開発・改良にも力を注いでいます。
 これからも皆様のお役に立つ情報を発信していこうと考えています。正しい検査を実施するためには、我々のたゆまぬ努力ももちろん必要ですが、患者さんの検査に対するご理解も不可欠となります。ご協力をよろしくお願い申し上げます。

千葉大学医学部附属病院
検査部技師長
澤部 祐司