医経塾に病院長として参加した感想は、病院長として必要とされる素養すべてが詰まっているということでした。講義内容は、経営という観点から医療経営学に重きが置かれているのは当然ながら、医療安全・人材管理・統計学という病院運営になくてはならないものが組み込まれていて、更にこれらの根幹をなしている医療政策にまで言及がなされていて、よちよち歩きの私のような病院長にはまさに手取り足取りというようなきめ細かな教育を受けた気がします。ある程度の知識を持っているつもりでしたが、医経塾で学んだことにより知識に幅がもたらされ、収まるべき棚にきちんと整理された、という印象です。もちろんこれらの知識が今後の病院経営に反映されるかどうかは私次第ですが、医経塾で学び得たものは私にとっての重要な財産です。
医経塾には多くの意識の高い病院経営に携わっている医療関係者が通っていますが、病院長という立場の方には是非ともお勧めします。
ここには医療のすべてがあります。医療技術そのもの以外のすべてが。
医業経営で利益を増やしたい、医療政策を先読みして先手を打ちたい、良き管理職になりたい、部下や同僚と円滑に仕事を進めたい、医療制度・医療システムへの造詣を深めたい、多職種の受講者や高名な講師陣と人脈を築きたい、動機は何でもいいのではないでしょうか。
5月から翌年2月に渡る合計29日のすべての履修はかなりハードですが、中堅を超えたと思っているあなた、フロントラインでもう一度チャレンジしませんか?部下に勉強させようとしているあなた、先に手の内を知られてしまいますよ。
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