千葉大学医学部附属病院
麻酔・ペインクリニック・緩和ケア科
千葉大学病院にて泌尿器科手術を受けられた患者の皆様へ
2023年7月30日
麻酔・疼痛・緩和科
麻酔・疼痛・緩和医療科では、泌尿器科手術での5-アミノレブリン酸塩使用下経尿道的膀胱腫瘍摘出術における循環管理に関する研究を行っており、以下に示す方の診療情報等を利用させていただきます。研究内容の詳細を知りたい方、研究に情報等を利用して欲しくない方は、末尾の相談窓口にご連絡ください。
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1.研究課題名
「5-アミノレブリン酸塩使用下経尿道的膀胱腫瘍摘出術におけるレミマゾラム使用の循環管理への影響の検討」
2.研究期間
2023年承認日~2027年12月31日
この研究は、千葉大学医学部附属病院 観察研究倫理審査委員会の承認を受け、病院長の許可を受けて実施するものです。
3.研究の目的・方法
本研究は、当施設で5-アミノレブリン酸塩(以下、5-ALA)を使用した経尿道的膀胱腫瘍摘出術(以下TUR-Bt)を予定で受けた成人患者様を対象に診療録を後ろ向きに解析し、より安全性の高い麻酔管理はどのようなものかを検討する研究です。本研究では鎮静剤にセボフルランという吸入麻酔薬とレミマゾラムという静脈麻酔薬を使用した患者様を対象に循環の状態の変化を振り返ります。セボフルランとレミマゾラムのどちらがより循環への影響が少なく麻酔管理ができたかを検討します。 これによりより安全な麻酔管理方法を模索する研究です。
4.研究に用いる試料・情報の種類
診療記録より、以下を採取。 1)患者背景:手術時年齢、性別、体重、身長、合併症、既往歴、降圧薬内服の有無 2)入室前・入室時平均血圧、執刀前最低平均血圧 3)執刀後最低平均血圧、退室時平均血圧、病棟帰室後平均血圧 4)術中ノルアドレナリン投与量、術中使用麻酔薬の種類・量、術中輸液量 5)病棟での循環作動薬投与の有無
5.研究組織
【研究機関名及び本学の研究責任者名】
研究機関:千葉大学医学部附属病院 病院長 横手 幸太郎
研究責任者:麻酔・疼痛・緩和医療科 助教 石橋 克彦
6.個人情報の取り扱いについて
本研究で得られた個人情報は、氏名等の個人を特定するような情報を削除し、どなたのものかわからないように加工して、厳重に管理します。データ等は、千葉大学医学部附属病院麻酔科臨床研究室の鍵のかかる保管庫で保管します。研究結果を学術雑誌や学会で発表することがありますが、個人が特定されない形で行われます。 本研究についてご希望があれば、他の研究対象者等の個人情報及び知的財産の保護等に支障がない範囲内で、研究計画書及び研究の方法に関する資料を入手又は閲覧する事ができますので、相談窓口までお申し出ください。個人情報の開示に係る手続きの詳細については、千葉大学のホームページをご参照ください。
(URL:http://www.chiba-u.ac.jp/general/disclosure/security/privacy.html)
7.研究についての相談窓口について
研究に情報等を利用して欲しくない場合には、研究対象とせず、原則として研究結果の発表前であれば情報の削除などの対応をしますので、下記の窓口までお申し出ください。情報の利用をご了承いただけない場合でも不利益が生じる事はございません。 その他本研究に関するご質問、ご相談等がございましたら、下記の窓口にご遠慮なくお申し出ください。
相談窓口:〒260-8677
千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-1
千葉大学医学部附属病院麻酔・疼痛・緩和医療科
医師 石橋 克彦
043(222)7171 内線 6774