診療内容

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構造的心疾患(Structural Heart Disease)

その病気に、カテーテル治療という選択肢

大動脈弁狭窄症 〜 TAVI

当院では2017年2月から経皮的大動脈弁置換術(TAVI)を行っており、2021年9月までに323人の患者様がこの治療を受けられました。開胸による従来の弁置換手術ができない、あるいは難しいとされる患者様でもTAVIなら治療できる可能性があります。1人1人の患者様毎に綿密な計画を立て、最適な治療を提供し、術後の症状のない生活をサポートします。

画像提供:エドワーズライフサイエンス株式会社

経皮的僧帽弁クリップ術 〜 MitraClip

左心室と左心房の間にある僧帽弁の接合が悪くなり血液が逆流してしまう疾患(僧帽弁閉鎖不全症)に対し、外科手術が困難な場合に経皮的僧帽弁クリップ術(MitraClip: マイトラクリップ)を行っています。隙間ができてしまっている弁の尖端同士を専用のクリップを用いて接合させる治療になります。開胸せずに弁の逆流を減らすことができる最先端の治療です。

卵円孔(PFO)カテーテル閉鎖術

左右の心房の隔壁(心房中隔)に先天的に隙間があり(卵円孔開存)、下肢の静脈などにできた血栓がその隙間を通って脳の血管を詰まらせることで脳梗塞を発症する場合があります。そのような脳梗塞の再発予防のためにカテーテルを用いて卵円孔を閉鎖する治療を行っています。脳梗塞には様々な原因がありますので、脳外科と協力しながら慎重に治療方針の決定を行うよう努めています。

僧帽弁狭窄症 〜 PTMC

僧帽弁狭窄があり弁の形態がカテーテル治療に適している患者様に、経皮経静脈的僧帽弁交連裂開術(PTMC)を行っています。足の付け根から挿入したバルーンで狭窄した弁を広げることで、心臓の負担が減り、症状の改善が得られます。

閉塞性肥大型心筋症〜 PTSMA

心臓の出口付近の心筋肥大により、心臓から血液が出づらくなることで息切れ・胸痛・失神などの症状を認める方に、経皮的中隔心筋焼灼術(PTSMA)を行なっています。カテーテルを用いて肥大した心筋にエタノールを注入することで心筋肥大が退縮し、心臓から全身に向けて血液が出やすくなり、心臓の負担が減り、症状の改善が得られます。

 

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循環器内科・冠動脈疾患治療部 直通
代表:北原 秀喜

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