千葉大学大学院医学研究院
画像診断・放射線腫瘍学
千葉大学病院
放射線科
脊椎セッションで招待講演を行う横田 元准教授
2026年9月30日から10月4日まで、英国ロンドンのQueen Elizabeth II Centre(ウェストミンスター)で開催された、XXIII Symposium Neuroradiologicum(SNR)、第49回European Society of Neuroradiology(ESNR)年次総会、British Society of Neuroradiologists(BSNR)年次総会の合同学会に参加しました。
SNRは世界神経放射線学会連合(WFNRS)が4年に1度開催する世界大会です。今回のテーマは「Mind the Future – From Innovation to Impact」。AIから7T MRIまで、神経放射線の次の4年を感じるプログラムでした。会場はウェストミンスター寺院やビッグ・ベンのすぐ近くにありました。
当科の横田 元准教授は、脊椎セッション「Advances and New Tools in Spine Imaging」で、「Cord DTI in 2026: toward clinical biomarkers」と題した招待講演を行いました。脊髄の拡散テンソル画像(DTI)は共通プロトコルと解析パイプラインが整い、技術的な準備が進んでいます。一方で、その数値が個々の患者さんの臨床判断を変えるかは、まだ十分に検証されていません。次に必要なのは、実際の臨床判断に対する多施設での検証である、という話をしました。
15分間の英語講演や、Lincoln's Innの大ホールでの会長招宴など、緊張する場面が続きました。講演中には発表者モニターが遠く、発表者ツールを使えず焦るという本番ならではの出来事もありましたが、貴重な経験になりました。
短い滞在の合間には、大英博物館やウェストミンスター寺院も訪れました。英国料理にも挑戦し、「まずくはないけれど、少し不思議」という印象も含めて、ロンドンを楽しみました。
次回のSNRは2030年に札幌で開催されます。世界中の神経放射線科医を日本にお迎えするのが、今から楽しみです。
講演「Cord DTI in 2026: toward clinical biomarkers」
ウェストミンスター宮殿とビッグ・ベン
会場のQueen Elizabeth II Centre(左)とウェストミンスター寺院(右)