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筋弛緩薬および筋弛緩拮抗薬の安全な使用

患者の皆様へ

2022年5月10日
麻酔・疼痛・緩和医療科

現在、麻酔・疼痛・緩和医療科では、「筋弛緩薬および筋弛緩拮抗薬の安全な使用」に関する研究を行っています。今後の治療に役立てることを目的に、この研究では2018年12月18日~21日、2018年2月12~15日、2021年3月23日~26日の期間に全身麻酔科で手術を受けた患者の皆様の診療情報などを利用させて頂きます。診療情報などがこの研究で何のために、どのように使われているのかについて詳しく知りたい方は、下記の窓口にご連絡ください。

1.研究課題名

「麻酔導入時の筋弛緩モニター装着率と抜管時筋弛緩管理適正率に関する単施設後ろ 向き観察研究」

2.研究の意義・目的

「筋弛緩薬・筋弛緩拮抗薬をより安全に使用する体制を構築するために、筋弛緩の効果を測定するモニターを装着する取り組みが安全な筋弛緩薬・筋弛緩拮抗薬の使用に繋がるかを検証する。

3.研究の方法

2018年12月18日~21日、2018年2月12~15日、2021年3月23日~26日の間に全身麻酔下手術を受けた患者さんの麻酔記録から筋弛緩薬投与有無、筋弛緩拮抗薬使用有無、筋弛緩拮抗薬投与量、筋弛緩状態、患者退室時の鎮静・抜管の有無を調査する。

4.個人情報の取り扱いについて

本研究で得られた個人情報は、匿名化して管理し外部に洩れることのないように厳重に管理します。研究成果の発表にあたっては、患者さんの氏名などは一切公表しないこととします。データ等は、医学部附属病院麻酔科長室の鍵のかかる保管庫で保管します。

5.研究に診療情報などを利用して欲しくない場合について

ご協力頂けない場合には、原則として結果の公開前であれば情報の削除などの対応をしますので、下記の窓口にご遠慮なくお申し出ください。
文部科学省・厚生労働省・経済産業省による「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に基づいて掲示を行っています。

6.利益相反について

研究者は日本国内において、筋弛緩薬と筋弛緩薬拮抗薬を販売するMSD JAPANの依頼により筋弛緩回復に関するセミナーを行っておりますが、本研究の計画・実施・報告において、研究結果および結果の解釈に影響を及ぼすような「起こりえる利益の衝突(利益相反)」はありません。また、研究の実施が被験者の権利・利益をそこねることはありません。

研究実施機関  :千葉大学医学部附属病院 麻酔・疼痛・緩和診療科
本件のお問合せ先:医学部附属病院 麻酔・疼痛・緩和診療科
         医師 磯野史朗
         043-226-2155(内線5390)