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上腹部開腹手術における術後急性疼痛寄与因子に関する後ろ向き観察研究

患者の皆様へ

令和4年3月10日
麻酔・疼痛・緩和医療科

現在、麻酔・疼痛・緩和医療科では、「上腹部開腹手術における術後急性疼痛寄与因子に関する後ろ向き観察研究」に関する研究を行っています。今後の治療に役立てることを目的に、この研究では2020年~2021年に当院肝胆膵外科にて 開腹手術をおこなわれた患者様の診療情報などを利用させて頂きます。診療情報などがこの研究で何のために、どのように使われているのかについて詳しく知りたい方は、下記の窓口にご連絡ください。

1.研究課題名

「上腹部開腹手術における術後急性疼痛寄与因子に関する後ろ向き観察研究」

2.研究の意義・目的

「手術後の痛みを緩和することは患者さんの苦痛の緩和、QOLの改善に重要です。これまで、鎮痛薬については、全症例に同様の対応としていましたが、痛みの感じ方は個人差があるため痛みが強く残存してしまう症例もあります。そこで我々は術前に痛みが強く感じてしまう患者さんの背景因子を確認し、個別の疼痛対策ができるよう検討を重ねることを目的に本調査を行います。」

3.研究の方法

カルテから、診療録上に記載されている、身長、体重、疾患名、既往歴、薬剤使用状況、併存疾患、術中の麻酔管理の状況、手術時間、麻酔時間等について及び 術後1日目に看護師により調査された痛みの強さの点数を使用させていただきます。

4.個人情報の取り扱いについて

本研究で得られた個人情報は、匿名化して管理し外部に洩れることのないように厳重に管理します。研究成果の発表にあたっては、患者さんの氏名などは一切公表しないこととします。データ等は、千葉大学大学院医学研究院麻酔科研究室の鍵のかかる保管庫で保管します。

5.研究に診療情報などを利用して欲しくない場合について

ご協力頂けない場合には、原則として結果の公開前であれば情報の削除などの対応をしますので、下記の窓口にご遠慮なくお申し出ください。

文部科学省・厚生労働省・経済産業省による「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に基づいて掲示を行っています。

研究実施機関 :千葉大学医学部附属病院 麻酔・疼痛・緩和医療科
本件のお問合せ先:医学部附属病院麻酔・疼痛・緩和医療科
         医師 田口 奈津子
         043(222)7171 内線6771